メルカート、「お友達紹介機能」提供開始 循環型マーケティングを展開
株式会社メルカートは2026年4月16日、提供するクラウドEC構築プラットフォーム「メルカート」において、新機能「お友達紹介機能」の提供開始を発表した。
新規顧客の獲得効率を高める
「お友達紹介機能」によりメルカートを利用する事業者はファンが新たなファンを呼ぶ循環型マーケティングを展開でき、新規顧客の獲得効率を高めることが可能となる。
本機能の概要について、メルカートは次の内容を挙げている。
◆戦略に合わせた多彩なインセンティブ設計
▷紹介者と被紹介者の双方に、ブランドの戦略に応じた異なる特典を付与可能。新商品のトライアル促進や、特定の体験価値を提供することで、初回購入のハードルを劇的に下げることができる。
◆運用負荷を最小化する「完全自動バッチ処理」
▷お友達の注文が「出荷完了」したことをシステムが自動で判定し、紹介者へクーポンを自動発行。同時にサンクスメールを送信する。
◆「選ばれたファン」による質の高い顧客の獲得
▷紹介機能を全会員に解放するだけでなく、「特定の商品を購入したことがある会員」や「特定のランクの優良顧客」のみに限定可能。
◆ASP不要の「自社アフィリエイト」と「インフルエンサー施策」の実現
▷個別の紹介コードや専用URLを発行できるため、外部のアフィリエイトサービス(ASP)を介さずに、成果報酬型のプロモーションを実施できる。

※画像参照:メルカート、自由度の高い「お友達紹介機能」をリリース(株式会社メルカート)
広告施策を補う新たな集客チャネル
EC市場の競争激化に伴い、Web広告費の高騰によるCPA(顧客獲得単価)の上昇は、EC事業者共通の課題となっている。広告施策に加えて、複数の集客チャネルを持つことの重要性が高まっている。
一方、メルカートは現状について次のように指摘する。
「消費者が購買前にSNSやレビューで他者の意見を参照する習慣が定着し、信頼できる知人からの推奨が購入の決定打となるケースが増加しています。既存顧客による友人・知人への紹介は、広告と比べて信頼性が高く、購買転換率も高い集客手段として注目されています。しかしながら、紹介施策を自社で仕組みとして構築するには、開発コストや運用負荷が障壁となるケースが少なくありませんでした」
同社はこうした現場の課題に応えるべく、既存のファンをブランドのアンバサダーへと変え、広告施策を補う新たな集客チャネルとして、すぐに導入できる「友達紹介機能」の提供を開始した。
「AIパーソナライズ推薦」の実装を進める
メルカートは今後について「お友達紹介機能を通じて蓄積される質の高い顧客データを活用し、AIによるパーソナライズ領域のさらなる強化を図ります」とコメントしている。
次なる展開として、AIが個客ごとに最適な提案を行う「AIパーソナライズ推薦」の実装を進め、データに基づいた「次の一手」を自動で導き出す仕組みを構築する計画を示した。
同社は「新規獲得・顧客育成・LTV最大化」をシームレスに循環させるECエコシステムの実現に向け、今後もテクノロジーを通じて事業者の持続的な成長を強力に支援し続ける方針を掲げる。限られたリソースで売上最大化を目指す、EC事業者の持続的なビジネス成長をバックアップする存在として、今後の動向に期待が寄せられる。
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