満足できる売上は集客施策の成功から!(ニフティ調べ)
ニフティが運営する、WEB制作会社を紹介するマッチングサービス「@nifty WEB販促の窓口」において、全国のECサイト担当者を対象に、ECサイトの集客や売上に関する調査が行われ、その結果が発表された。
調査項目は、「ECサイトの売上に満足しているか?」「1年以内の集客状況について」「売上満足度と集客施策について」の3項目だ。
売上の満足度との相関関係は?
まず「ECサイトの売上に満足しているか?」について。ECサイトでの売上に満足していると回答した担当者は33.7%、満足していない担当者は66.3%となった。
これを受け、EC展開について相談できる相手がいるかどうか問うと、売上に満足している担当者の47.5%が「いる」と回答したのに対し、満足していない担当者では18.1%のみが「いる」と回答しており、相談相手の有無が売上満足度を高める一因になっていると考えられる。(最上部グラフ)
続いて、一年以内の集客状況について。
「増加傾向」と回答したのは、全体で54.0%、サイトの売上に満足していると回答した担当者では「増加傾向」が80.0%にのぼる結果となった。売上に満足していない担当者では38.3%と41.7ポイントの差があり、売上に満足しているECサイトでは、集客も順調なことが伺える。
売上満足度と集客施策への手応えに関する相関関係を見る。
手応えを感じたネット集客施策については、「検索広告/リスティング広告」が最も高く30.0%となり、次いで「検索広告/リスティング広告」25.3%、「ブログの開設/運営」16.0%となっている。また、売上に対する満足度別で見ると、ほとんどの施策において、売上に満足している人は、売上に満足していない人よりも手応えを感じている結果となっている。
「何も実施していない」については、売上に満足していない担当者で31.7%、売上に満足している担当者で15.8%となり、15.9ポイントの差があった。売上満足度と集客施策には相関関係があり、適切な集客施策を実施することが満足できる売り上げにつながると考えられる。
最後にECサイトで利用している情報発信のツールとしては、利用している情報発信のツールは「自社サイト内のブログ機能」が最も多く40.0%、次いで「Facebook」34.0%、「Twitter」24.7%とSNSが続いている。
また、売上に満足していない担当者では30.7%が「情報発信していない」と回答してり、さまざまな方法で情報発信を行うことの重要性もうかがえる。
今回の調査では、満足できる売上を上げるために必要な要素が2つ明らかになった。まず1つは相談相手。ノウハウをもつ人物、自分とは異なる視点を持つ相談相手と意見を交わすことで、売上アップに向けた施策を打ちやすくなるのではないだろうか。もう1つは、集客施策に力を入れることだ。リスティング広告やSNSを活用した集客施策などその方法は多岐に渡るが、自社の商品、ターゲットに適した方法を探ることも必要なのではないだろうか。