利用者急増!ECモールをクロスチャネルで分析するツール「OxcimⓇ」、3大ECモールの売上拡大までの実行支援が可能に
コロナ禍を経て消費行動が多様化し、複数のモールに「横断」して出店する“クロスチャネル”はECの常識となっている。一方でマーケターは各モールの特性を把握し、それぞれに適した施策を打つことは簡単ではない。思うような対策を講じられず、特定モールのみに売上が偏るEC事業者も少なくない。
こうした現状に風穴を空けるのが、株式会社オプトの「OxicmⓇ(オキシム)」だ。OxicmⓇは複数のECモールを総合的に判断し、クロスチャネルで最適化を目指す、業界初のSaaSだ。各モールでの売上最大化を目指し、市場や要因の分析が行えるこのツールは、2024年4月16日のアップデートを経てさらなる進化を遂げる。「OxicmⓇ」は、クロスチャネル必須の時代においてEC事業者にどのような革命をもたらすのだろうか? 株式会社オプトの山岡真士氏・塚本くるみ氏に聞いた。
三大モールに出店しても“広告プラットフォーム”の攻略は至難
──EC市場が急速に成長しています。販売チャネルの充実が必須となるなかで、EC事業者はどのような課題を抱えているのでしょうか?
山岡 コロナ禍を経て、日常的にECを利用する人が急増しました。日本ではEC取引の大半が三大モール(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)にて行われていますが、最近ではほとんどのEC事業者様が複数のモールを「横断」して商品を出店しています。
その一方で、各モールの特徴を活かして戦略的にマーケティング戦略を立て、実行し、全てのモールで売上を確保できている事業者様は少ないのが現実です。各モールの広告プラットフォーム化も進んでいますが、マーケティングの知識を駆使した広告運用は決して簡単ではありません。
──EC部門で広告運用やマーケティングの専門人員をアサインできる企業ばかりではありませんよね。
山岡 そうですね。自社ECとECモールの担当部署が社内で分断されているケースもあり、本来は複数チャネルを横断したマーケティング施策を立てる必要があるなのに、なかなか難しいケースも多いようです。
──複数の売り場を抱える事業者からは、どのような悩みが寄せられていますか?
山岡 一番多くおうかがいするのが、「何から手をつけるべきか分からない」とのお声です。ECモールのマーケティング手法のなかには、セールやサーチ広告とさまざまな手法があるなかで、何をどれだけやればどんなインパクトが見込めるのかが予測できずに悩まれる方が多くいらっしゃいます。また、それぞれのモールの特徴や構造がまったく異なるため、例えば楽天市場で求められるSEO施策がAmazonでは通用しないなど、必要な対策がモールごとに異なることも問題を複雑にしています。
──効果的な施策の立案には、相当な手間と工数がかかりそうです。
山岡 まず自社の現状把握をしたうえで、競合他社と比較して改善ポイントを考え、マーケティング戦略を考える必要がありますが、人員も少なく、PDCAが回せないEC事業者様も多くいらっしゃいます。「日本中の自動販売機の数ほどECショップがある」と言われる今は、チャネル環境の進化も早く、適切なマーケティング戦略なしでECのマーケティングを制するのは不可能な時代に突入しています。
クロスチャネルのデータ分析・戦略立案から運用までワンストップ支援
──だからこそ貴社では「OxcimⓇ」を開発されたのですね。改めて、「OxcimⓇ」について教えてください。
塚本 「OxcimⓇ」は、複数のECモールを総合的に判断し、クロスチャネルでマーケット状況の分析や現状把握、問題発見、要因分析までの一連のプロセスが容易に行える国内初のツールです。当社の運用知見が凝縮された「OxcimⓇ」を使えば、経験の浅い EC事業者様であっても、現状把握や戦略の策定が行いやすくなります。
──マーケティングの専門的な知識がなくても現状把握ができる、戦略が立てられるのは心強いですね。2024年4月16日のリニューアルでは、どのような機能アップデートがありますか。
塚本 これまでβ版として無料でご提供してきた機能に加え、ユーザーの声を反映し、新たに有料プランをリリースしました。
「OxcimⓇ」には指定カテゴリーや競合商品、他社モールにおける間接流通の売上を分析できる「マーケットビュー機能」が備わっていますが、この「マーケットビュー機能」の精度が向上します。また、自社商品の売上や閲覧数など、ECモールにおける売上拡大に向けて重要なKPIの数値推移や、SEOや広告の掲載順位や価格割引率も測定できる「KPIビュー機能」も、オプトのECモール黎明期からの知見を反映し、コンサルタントのデータ分析の手順に沿って、配属間もない方や経験の浅い方でも簡単にKPI分析ができる機能を搭載しました。
さらに、お客様のECマーケティング課題にワンストップで貢献するべく、コンサルティングサービスも開始します。
──どのような内容のコンサルティングを実施するのでしょうか?
塚本 一つ目は、当社の得意領域である広告と販促の運用支援です。三大モールにおいて、効果的なキャンペーンを実際に動かすお手伝いをします。
二つ目は、市場分析やマーケティング戦略策定の伴走支援です。お客様へのヒアリングを入念に行ったうえで、ビジョンからECマーケティングの戦略・施策立案までを一気通貫でサポートいたします。
──オプト社のコンサルタント支援の強み・特徴はどのような点にありますか?
塚本 これまでも各モールでECマーケティングを支援するサービスは多くありましたが、複数のECモールを横断してEC事業全体の売上拡大を支援するコンサルタント支援は当社ならではの強みです。
知見の蓄積には時間がかかりますが、当社では長年にわたりECモールのマーケティングに取り組んできた実績があります。円滑なPDCAの回し方をご提案できると自負しております。
──システムの導入には、どれくらいの期間がかかりますか?
塚本 無料アカウントは即日、有料アカウントは約1週間での開設が可能です。今回はこの記事を読んでくれた方に特別に初期費用&初月無料のキャンペーンを行っております。
問い合わせフォームの「当社を知ったきっかけ」に「ECのミカタを読みました」と記載してもらえたらキャンペーン価格で対応いたします。
OEMの検討で売上130%増。「OxcimⓇ」の活用事例
──オプト社の「OxcimⓇ」やコンサルタント支援は、どのようなEC事業者様に向いていますか?
塚本 事業規模の大きさや知名度、事業進捗を問わずお使いいただけるサービスに設計しております。
──これまでの導入実績と効果の事例について、教えてください。
塚本 リリース以降継続して利用社数は増えていますが、特にここ最近で売上につながる実績も増え、申込が急増しています。
塚本 EC事業者の悩みは山岡からもあったように売上拡大に向けて何から手をつければいいかわからないことや、商品を展開する際にどんな市場を攻めるかわからない、更に初期投資を安くしてスケールさせることがあります。
Oxcimをご利用のメーカーを例にすると、とあるアパレル事業者様の事例では、楽天市場のみ出店していた状態からAmazonへの商品展開を計画されていました。開始に先立つ市場分析のために「OxcimⓇ」を導入されたところ、市場規模がリサーチができて、結果として Amazonへの出品後に昨対125%の売上増となりました。また、リアル店舗とは異なるカテゴリ上位のメーカーをベンチマークして、比較分析を行い、SEOキーワード選出に活かし、大きく売上を伸ばした事業者様もいらっしゃいました。
「OxcimⓇ」はコストパフォーマンスの点でも喜びの声を多くいただいております。ある雑貨の販売業者様は、導入時に抑えられたコスト分を商品開発へと投資し、「OxcimⓇ」による分析結果をOEM化の判断材料に活用したことで、売上が130%まで伸びたとのことです。いずれも、大きな成果につながった成功事例です。
──最後に、今後の展望についてお聞かせください。
山岡 Amazonで商品を見つけたけれど、楽天ポイントが欲しいから楽天市場で買う——そんな行動には皆さま自身も覚えがあるはずです。クロスチャネルへの対応が必須となるなかで、ロイヤリティの向上や利益率の高い自社ECの重要性も増しています。今後はモールに加え、自社EC+三大モールの横断支援に向けて取り組んでいく予定です。
塚本 当社がめざすのは、 ECチャネルの最適を目指すによるお客様の事業成長への貢献です。クロスチャネルの支援はもちろんですが、リアル店舗のみで運営しつつECに足を踏み出せていない事業者様もまだまだいらっしゃいます。それぞれの状況にある事業者様が次のステップへとご負担なく踏み出せるよう、支援できる存在になれればと思っております。
「OxcimⓇ」やコンサルタント支援サービスに少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
・初期費用
・初月利用費用
となります。
●OxcimⓇとは
ECモールでのマーケット状況の分析や現状把握、問題発見、要因分析までの一連のプロセスが容易に行える、ECモールの売上拡大に欠かせないソリューションです。
業界の黎明期からデジタルマーケティングを牽引してきたオプトの知見を凝縮しました。
※お問い合わせでコンサルティングサービスも同時にお問い合わせが可能です。