厳選されたレストランの予約・決済サービスのポケットコンシェルジュ インバウンド需要拡大に伴い増資実施

株式会社ポケットメニューが第三者割当投資を実施。インバウンド需要拡大に伴う、掲載店舗の拡大及び旅行代理店、インバウンド向けWEBメディアとの連携を強化する。
厳選されたレストランの予約・決済サービスである「ポケットコンシェルジュ(日本語・英語版)」を運営する株式会社ポケットメニュー(以下、ポケットメニュー)は、アイ・マーキュリーキャピタル株式会社、株式会社アドウェイズ、マネックスベンチャーズ株式会社、アライドアーキテクツ株式会社、500 Startups Japanが運営するファンドを引受先として第三者割当増資を実施した。インバウンド需要拡大に伴う、ポケットコンシェルジュサイト掲載店舗の拡大及び旅行代理店、インバウンド向けWEBメディアとの連携を強化し、世界中のユーザーに「感動の食体験」を提供すべく、事業を加速していく。また、業容拡大に伴い、ポケットメニューは開発エンジニアを中心に採用を強化する。

▶︎500 Startups Japanにとっての初案件の一つ

500 Startupsは、デイヴ・マクルーアにより2010年に創業された50ヶ国1,500社以上のスタートアップへ投資する、世界で最もアクティブなシード投資ファンド。500 Startups Japanは「Bring Japanese Startups Global」というミッションを掲げ、①シリコンバレーの最先端の知見とネットワークを日本に繋ぐこと、②日本のスタートアップを世界に発信し、海外展開や資金調達を加速させること、③500 Startupsの保有する大手スタートアップや大企業との強力なネットワークを活用し、スタートアップのM&A EXITを支援することに取り組んでいる。今回のポケットメニューへの出資は500 Startups Japanにとって初めての投資案件の一つとなる。500 Startupsによる出資により、ポケットメニューは500 Startupsのグローバルな知見を経営戦略に取り入れ、成長を加速させていく。

▶︎インバウンド拡大と飲食需要の転換

日本政府観光局(JNTO)2016年1月19日の発表によると、2015年の訪日外客数は前年比47.1%増の1,973万7千人で、JNTOが統計を取り始めた1964年以降、最大の伸び率を記録。また、観光庁の訪日外国人消費動向調査の2015年1月~12月の年間値速報によると、飲食費は2014年の4,311億円から6,420億円と148%の伸びとなっている。

今後、インバウンドは団体ツアーからFIT(個人旅行)に、飲食については、団体で指定されたレストランで食事ではなく、少人数やグループで「厳選されたレストランで味わう食体験」需要が拡大していくことが見込まれる。ポケットコンシェルジュは、こういったニーズに応えるべく、旅行代理店やインバウンド向けウエブサイトと積極的な連携を加速していく。ポケットコンシェルジュのサイト掲載のレストランの3店舗に1店舗が英語版で展開し、その中の約半数のレストランが「ミシュランガイド2016京都・大阪」「ミシュランガイド2016東京」で紹介されているレストランとなっている。

▶︎ポケットコンシェルジュとは

ポケットコンシェルジュとは、予約の取りにくい、厳選されたレストランの予約から決済までを可能にした業界唯一のサービス。代表戸門が元料理人であり、飲食業界に精通していることから、名店と言われるレストラン・料亭からの信頼が厚く、他の予約サービスで未掲載のミシュラン掲載店や予約の取りにくい厳選されたレストラン(東京、横浜、京都、順次地域拡大)を日本語版、英語版にて掲載。会員数は約12万人(登録無料)。