BtoB ECは今後どうなる?課題や成功事例を解説

株式会社DGフィナンシャルテクノロジー

BtoB EC市場は拡大傾向にある

経済産業省「電子商取引に関する市場調査」によると、2019年のBtoB ECの市場規模は、352兆9,620億円で前年比2.5%の増加でした。EC化率*は、前年から1.5ポイント増の31.7%となっており、BtoC ECの物販系分野のEC化率(6.76%)より高い割合です。BtoB EC市場は市場規模、EC化率ともにBtoC ECより大きく、成長傾向にあるといえるでしょう。
*全業種から「その他」(小売、その他サービス業)を除いたEC化率

■BtoB EC市場規模の推移


>>出典:経済産業省『令和元年度 電子商取引に関する市場調査』
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/r1_betten.pdf

ところで、この調査データでは「EC」と「EDI」の区分けがされていません。EDIとは「Electronic Data Interchange」(電子的データ交換)の略で、企業が受発注や納品を行う際、BtoB特有の煩雑な取引を効率的に行うことを目的として、紙の帳票や請求書などを発行せず、専用回線やインターネットを通じて標準的な書式に統一されたビジネス文書の電子データをやりとりする仕組みを指します。

電子データを活用した取引であるEDIも、広義のECとしてBtoB ECの統計に含まれているのです。

BtoB取引では、既存取引先との間で受注・発注、請求・支払、納品・出荷といった作業が継続的に発生します。それらの手続きを紙や電話を通じて進めるのはお互いに大きな負担がかかります。また、手作業では伝票の打ち間違いなどが生じる恐れもあります。そのため、EDIの利用は人為的ミスを抑止し、コスト削減に繋がるというメリットがありました。


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