物流2024年問題まで、あと約1年

リブロジ

2024年4月1日からトラックドライバーの年間“時間外”労働時間の上限が変更されます。今回は物流の停滞についてのおさらいです。

 3月27日の参院予算委員会にて岸田首相が物流2024年問題について質問を受け、規制的措置の導入に向けて関係省庁で連携した対応を取りながら「近日中に新たな関係閣僚会議を開き、緊急に取り組む施策を取りまとめる」といった旨の回答をしました。答弁にあたっては2024年による「物流の停滞」が懸念されているとした認識も添えられています。
 今回は2024年、物流の停滞についておさらいしましょう。

 まず2024年4月1日からトラックドライバーの年間“時間外”労働時間上限が1,176時間から、960時間になります。単純計算で1ヶ月あたり80時間になる訳です。
 ここで心配される物流の停滞ですが、ズバリ運んでほしい貨物に対するドライバー不足があります。
 実際のドライバーは存在しているのですが、トラックドライバーが運転できる、もっといえば拘束できる時間が不足してしまうので、依頼ができないということですね。

 影響は調達、製造、販売などサプライチェーン上のあらゆる場面で現れると予想されています。特に長距離ドライバーなどの時間不足が懸念されており、大都市間の中継地点が新たな物流拠点として注目される傾向も生まれています。

 こうした状況では、いかに頼れる物流パートナーを確保できるか、が会社の命運を分けることになります。必要な時に必要なだけ車両が見つかる、緊急手配でもなんとかなった時代は技術革新や商習慣の一新なしには終わりを告げることでしょう。

 来年を迎える前に、このままで自社の物流は安定するのか、リードタイムや生産スケジュールに変更の必要があるのか、現在の物流パートナーは来年どうなっているのか、分析をオススメします。

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