【第6回】雪でビニールハウスが倒壊。救い出した花に価値を見出す
究極の安売り。締め切り16時の即日発送。この二つを武器にして花を売り上げ会社は急成長。
しかし、神様は僕に試練を与えた。
売上7割減。花を仕入れるお金もない状況から、ビジネスモデルを大幅に変更し、モノを売らずにコトを売るを実践。
その結果、約18カ月でV字回復を果たしたが、その道のりは平坦なものではなかった。
花農家さんとのつながり、市場との連携、管理会計の恩恵。全てが複雑に絡み合い価格競争から抜け出すことに成功。
ゲキハナという名の花屋はカゲキなシゲキを受けながら、カンゲキを売る花屋に生まれ変わった。
全10回。すべてを惜しみなくあなたにお伝えしようと思います。僕に起こったウソみたいなホントの話を。
【第1回】川上から川下まで、全ての場所が儲かる価格で仕事をする
(https://www.ecnomikata.com/column/10461/)
【第2回】「モノを売らずにコトを売る」の全ては、悪徳訪問販売で学んだ
(https://www.ecnomikata.com/column/10779/)
【第3回】売上7割減!から生まれた「三方良し」のビジネスモデル
(https://www.ecnomikata.com/column/11145/)
【第4回】クレーム殺到から学んだ、コトを売る姿勢
(https://www.ecnomikata.com/column/11313/)
【第5回】最高値でも定番となる商品を作り上げる方法
〜農家さんとともにコトを売り、一つの商品が売れ筋に育つまで〜
(https://www.ecnomikata.com/column/11767/)
2014年2月14日
忘れもしない、2014年2月14日。バレンタインの夜、関東甲信越を中心に記録的な大雪が降りました。とんでもない量の雪だったので、「生産者さん達のハウスは大丈夫だろうか?」と心配でした。
翌朝、生産者さん達に電話をかけてみると、「ハウスが潰れた」「うちもやられた。」「春の花が入っているハウスが潰れた」など、甚大な被害が出てしまっていました。
この大雪により埼玉をはじめ、長野、山梨、群馬、栃木の農作物に甚大な被害が及びました。被害総額は229億円との報告がありました。
(Wikipedia平成26年豪雪より/https://goo.gl/v2mJDJ)
もちろん、お客さんへの発送も数日間は無理と判断し、15日の朝には、その旨をメールで配信。すぐにでも被害の大きかった埼玉方面へ行きたかったのですが、国道も走れないほど各地で通行止めが相次いでいたので断念。詳しい状況がわからない中、対応に追われる1日を過ごしました。
そして、その翌日16日。まだ、関