【第1回】スマホサイトで売上を上げる3つのポイント
水上 浩一です。
2018年3月から東京EC実践会10期がスタートします。
今回もたくさんの方にご参加いただいております。
毎度のことですが、新しい期のスタートは気合いが入ります。
そして、毎回お伝えするコンテンツも進化させていこうと思います。
SEOもどんどん変わっていきますが、変化していく部分と変化しない部分を
しっかりと見極めながら対策を行っていく必要があると思っています。
これまでに
「売上が劇的アップしたECサイトに共通する3つの改善点」
「SEOに重要なターゲットキーワード選定」
そして大きな反響をいただきました「ECサイトにおいて
「レスポンシブWebデザイン」では売れない3つの理由」記事を書かせていただきました。
最近セミナーでお会いした方から「スマホサイトでそのように売上を上げたらよいか?」
という質問を多くいただきます。
そこで今回はその質問にお答えしようと思います。
いつものように
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アクセス数(新規+リピーター)×転換率(CVR)×客単価=売上
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の3つの視点から説明させていただきます。
■アクセス数を上げる
アクセス数を上げる=集客は、当たり前のことですが非常に重要です。ただ、やみくもにアクセス数を上げても次に説明する「転換率」に悪影響を及ぼしてしまいます。ここで重要なのは「購買確率の高いユーザーを集客する」ことです。
購買確率の高いユーザーを集客するための一番の設計は以前の記事でも書かせていただきましたが「ターゲットキーワードの精査」です。詳しくは「SEOに重要なターゲットキーワード選定」をご覧くださいませ。
ターゲットキーワードを活用しての集客には大きく「SEO」と「リスティング広告」があると思います。ここではスマホのSEOについて説明させていただきます。
2018年4月頃MFI(モバイルファーストインデックス)に大部分のサイトが移行するとの情報がありました。
ただ、これは「クロールとインデックス」の変更であり「ランキングが変動するアルゴリズム」のアップデートでは無いとの認識ですので、いきなり検索結果の順位が大きく変動する、ということではないと思います。
ただ、今後はスマホページの評価をランキングに活用する可能性があるので注意が必要です。
スマホサイトのSEOはどんな形になるのか、現在は模索中ですが、わかっているスマホサイトにおけるSEOのシグナルとしては、
・モバイルフレンドリー対応
・スピードアップデート
が重要だと思います。
モバイルフレンドリーはスマホでの閲覧に適しているページの検索順位を上げて、適していないページの順位を下げるアルゴリズムです。
モバイルフレンドリーかどうか、の条件は大きく4つあります。
1)テキストの文字が適切な大きさで読みやすいかどうか
2)バナー等のリンク同士が適切内地関係にありタップしやすいかどうか
3)モバイル用ビューポイントが設定されているかどうか
4)コンテンツの幅が画面を超えていないかどうか
これらを確認するには「モバイルフレンドリーテスト」を行います。
モバイルフレンドリーテスト
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/
モバイルフレンドリーテストはランキングシグナルの一つですので重視したいところです。
スピードアップデートは2018年1月18日「Googleウェブマスター向け公式ブログ」でリリースされました。内容は「ページの読み込み速度を2018年7月よりモバイル検索のランキング要素に使用します」というものです。
表示速度に影響がある要素は主に
1)画像
2)CSS
3)JavaScript
があります。
ページの表示速度を計測するには
「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」というツールを使うと便利です。
「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
Good: ページのスコアは 80 以上
Medium: ある程度最適化の余地があります。ページのスコアは 60~79 の範囲
Low: 最適化すべき点がかなり多くあります。ページのスコアは 0~59 の範囲
と大きく3段階で表示速度が評価されます。
スコアが80店未満の場合は同じPageSpeed Insights(ページスピードインサイト)から最適化された(1)画像(2)CSS(3)JavaScriptがダウンロードできるリンクが出現しますのでそれを利用すると便利です。
最適化を実施したら再度PageSpeed Insightsで確認します。