【若年層調査】10代、20代男女のサービス認知に関する調査
スマートフォンを利用したアプリリサーチを得意とする株式会社テスティーでは「EC×若者」をキーワードに若年層調査・分析を実施し、若者の意識や消費行動を読み解きます。日々のサービス運営やマーケティングなどにおいて少しでも読者の皆様のお役に立てたら幸いです。
今回は10代、20代男女1,440名を対象に「サービス認知」について調べました。調査結果をご覧ください。
TOPICS
・10代、20代男女の利用SNSと興味ジャンル
・直近1年の利用決済方法と決済サービス認知度
・ジャンル別サービス認知度
10代、20代男女の利用SNSと興味ジャンル
まず、10代、20代男女1,440名を対象に「利用SNS」を聞きました。
第1位はいずれの性年代においても「LINE」で、およそ9割の若年層が利用していることが判明しました。
利用率に差異が見られたのは「TikTok」で、特に10代女性の利用率が34.2%と最も高く、20代では男女ともに1割程度となりました。また、20代男女の3割が利用している「Facebook」が10代では男女ともに1割程度となりました。
次に興味ジャンルを尋ねたところ、10代男性は「マンガ・アニメ」で65.5%、10代女性は「ファッション」で72.3%、20代男性は「マンガ・アニメ」で59.8%、20代女性は「グルメ・料理」で73.5%となりました。
また、10代、20代の男女ともに「ニュース・エンタメ」「グルメ・料理」がランクインする結果となりました。
直近1年の利用決済方法と決済サービス認知度
続いて、直近1年以内に利用した決済方法を聞きました。
10代の9割以上、20代の8割以上が「現金」で決済していると回答しました。また、20代男女では約半数が「クレジットカード」と回答しました。
そして現金以外の「電子マネー(カード型)」「電子マネー(デバイス)」「バーコード・QRコード」といった決済方法は、いずれも20代男性の利用率が高い傾向にありました。
さらに、デバイス(スマートフォン、スマートウォッチなど)を利用して支払いができる決済サービスの認知度を調査しました。
いずれの性年代においても「LINE Pay」の認知度が最も高く、若年層のサービス認知度が半数を超えたのは「LINE Pay」「ApplePay」となりました。「PayPay」はリリース時のキャンペーンやテレビCMをはじめとするメディア露出の影響もあり、決済手段として後発ながらも認知度は4割以上でした。
ジャンル別サービス認知度
続いて、ジャンル毎にサービスの認知度を調査しました。
CtoCサービスではメルカリがいずれの年代においても圧倒的大差で第1位となり、女性においては10代、20代ともに9割近くが「知っている/聞いたことがある」と回答しました。他にも「ジモティー」や「BASE」などのサービス名も挙がりました。
旅行サービスの認知度では「楽天トラベル」「トリバゴ」の認知度が高い結果となりました。
傾向として、男性は「エクスペディア」と回答した人が約3割でランクインし、女性は「トラベルコ」が約4割でランクインしました。OTA(オンライン旅行予約サイト)比較が可能な「LINEトラベル」や、航空券予約の「SkyTicket」などの名前も挙がりました。
最後にライブ配信サービスの認知度を調査したところ、いずれの性年代においても「LINE LIVE」が第1位となり、男性では「17LIVE」、女性では「C Channel」が年代問わずランクインしました。ライブ配信サービスの認知度は比較的10代女性が高い傾向が見られました。
以上、若年層の「サービス認知」に関する調査結果をお送りしました。
調査概要
調査期間:2018年12月14日(金)
調査対象:10代、20代/ 男女 / 自社モニター会員
割付方法:1,440サンプル(10代男性319サンプル、10代女性383サンプル、20代男性323サンプル、20代女性415サンプル)