【連載】Amazonストアまとめ 第4回|ストアインサイトを活用しよう(データ編)

アグザルファ株式会社

こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルを展開しているアグザルファです!

今回もAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けします。

今回は過去3回連載で解説しているAmazonストアまとめの「データ編」として、ストアインサイトについて解説いたします!

第1回「基礎知識編」はコチラ⬇︎
https://ecnomikata.com/column/25952/

第2回「初回設定編」はコチラ⬇︎
https://ecnomikata.com/column/28725/

第3回「作成編」はコチラ⬇︎
https://ecnomikata.com/column/33759/

これまでAmazonストアに関する基礎知識から初回設定、作成編と解説してきましたが、実際にAmazonストアを作成し公開した後、Amazonストアに関するデータはどういった内容のものが取得できるのか気になりますよね。

Amazonストアを公開すると、ストアインサイトというページからAmazonストアに関するデータを確認・取得できるようになります。

そこで今回のAmazonストア連載第4回では「データ編」として、Amazonストアから取得できる各種データについて解説いたします!

Amazonストア「ストアインサイト」について

Amazonストアを作成し公開するとAmazonストアのTOPに「インサイトを見る」というボタンが表示され、そちらをクリックするとストアインサイトのページを開くことができます。

ストアインサイトのTOPページには「全体サマリー」として、Amazonストアに関する各種データが表示されます。なお、取得できるデータ等については後ほど詳細に解説しますが、

「どのくらいの数のユーザーがAmazonストアに訪れているか」
「売上金額・注文品数はどのくらいか」


など、大まかなAmazonストアに関する情報が一目で分かる仕様となっております!

ストアインサイトから取得できるデータについて

ストアインサイトから確認できるデータは以下の9項目。
内容は「.csv形式」でダウンロードすることも可能です。

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1)訪問者数
ストアを閲覧した1日の合計ユニークユーザーまたはデバイス

2)閲覧数
選択した期間のページビュー数(リピート閲覧数を含む)

3)売上
最後の訪問から14日以内にストア訪問者によって生成された推定総売り上げ

4)注文された商品点数
最後の訪問から14日以内にストア訪問者によって購入された推定商品点数

5)注文
ストア訪問者が訪問後14日以内に行った注文の推定合計数(注文には販売された1つまたは複数の商品を含む)

6)売上/注文
注文1回あたりの平均売上(レポート記載のみ)

7)注文された商品点数/注文
注文1回あたりの平均商品点数

8)訪問者あたりの閲覧数
ストアの1日の訪問者によって閲覧された平均ページ数

9)売上/訪問者
訪問者ごとの平均売上
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そして、上記の項目を以下のように分けて取得することができます。

①Amazonストア全体(日別データ)
②Amazonストア各ページ(掲載中のページ)
③トラフィック参照元(ユーザーの流入経路)
④タグ(参照元タグで生成したURLからの流入)


①Amazonストア全体(日別データ)

②公開中のAmazonストア各ページ(掲載中のページ)

③トラフィック元参照(ユーザーの流入経路)

※1「Amazonスポンサーブランド広告」:Amazonスポンサーブランド広告からストアへの流入が計上される項目
※2「Amazon内からのオーガニックトラフィック」:商品ページ上のブランド名部分からの流入とブランドストーリーからの流入が計上される項目
※3「その他のトラフィック参照元」:Amazon外部からのストアへの流入が計上される項目(Google・Yahoo!などからの検索流入や外部広告など)

④タグ別(参照元タグで生成したURLからの流入)

※生成したタグ別のデータを確認することができます。

以上がAmazonストアインサイトより確認・取得できるデータになります。

ストアインサイトのデータ活用方法

ここまではAmazonストアのストアインサイトから取得できるデータを解説してきましたが、ここからは取得したデータの活用方法を解説していきます!

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活用方法①:日別データ推移の確認
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まずはじめに解説する活用事例としては、日別データ推移の確認です。

ストアインサイトでは、日別の「訪問者数」や「売上」などのデータを取得することができます。

日別データの推移を追っていくことで、Amazonストアへの「訪問者数」が増えるタイミングなど大まかな傾向が見えてくる場合があります。(例:Amazonタイムセール祭り期間に流入が増える・特定の曜日・日にちに流入が増えるなど)

「訪問者数」などが増加する傾向にあるタイミングが掴めることで、

・セール施策と絡めて、セールを行っている商品をTOPページの見えやすい個所に掲載
・スポンサーブランド広告の露出を強化してさらに流入を促進


など、ストア経由の売上増加につながる施策を実施できるようになります。

そのため、Amazonストアを公開したら定期的に日別データを確認し、自社のストアにはどういった傾向があるのかを把握することをおすすめします。

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活用方法②:「訪問者数」と「注文された商品点数」を使用したコンバージョン(転換率)の算出
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次にご紹介する活用事例は「訪問者数」と「注文された商品点数」を使用したコンバージョン(転換率)の算出です。

「訪問者数」はAmazonストアを訪れたユニークユーザー数になるため、ストア経由の「注文された商品点数」を「訪問者数」で割ることによりストア全体及び各ページのコンバージョン(転換率)を算出することができます。

そして、算出した「コンバージョン(転換率)」の推移を追うことで、

・現在のページが購入者にとって商品を購入しやすいページになっているかどうかの検証
・別のクリエイティブを一定期間試して現在のページと「コンバージョン(転換率)」がどう変化するのか効果測定を行う


など、流入チャンスをより売上に繋げていくための検証が可能となります。

そのため、算出する手間はかかりますが、ストアインサイトの確認と併せて「コンバージョン(転換率)」の算出を定期的に行っていくことをおすすめします。

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活用方法③:参照元タグ機能
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最後にご紹介するのは参照元タグ機能です。

参照元タグ機能とは、すなわち「URLパラメーター」のことです。

生成したタグが入ったURLを使用して購入者がAmazonストアに流入することにより、ストアインサイトのタグの項目で「訪問者数」などを計測できるようになります。

参照元タグの生成はストアインサイト画面の右上「参照元タグの生成」から行うことができます。

通常、ストアインサイトではAmazon外部からAmazonストア(内部)へ訪れた訪問者は「その他のトラフィック参照元」の項目にひとまとめにされてしまいます。

つまり、外部広告などでAmazonストアへの外部流入を促進させる施策を実施していたとしても、ストアインサイト上ではGoogle・Yahoo!などの検索流入などの数値と合算されたデータしか確認することができません。

しかしながら、この参照元タグ機能を利用しタグ入りのURLを生成することで、生成したURL経由の「訪問者数」などのデータをタグ別で確認することができるようになります。

そのため、今後外部広告などを利用してAmazonストアへの流入促進を検討されている方などには是非活用していただきたい機能となっております。

まとめ

今回のAmazonストアまとめ第4回「データ編」では、Amazonストアのストアインサイトから取得できるデータ及び活用事例を解説させていただきました。

ストアインサイトからは多くのデータを取得することができ、クリエイティブのブラッシュアップやスポンサーブランド広告などの流入強化施策を検討にあたり非常に役立つデータになります。

日々のデータの積み重ねと改善が魅力あるAmazonストアページの作成につながっていきますので、是非ビジネスレポート同様にストアインサイトのデータも確認・活用していただければと思います。

ストアページの作成についてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!
https://bit.ly/2omhn4b

最後までお読みいただきありがとうございました。


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著者

アグザルファ株式会社

【Amazon専門コンサルのパイオニア企業】
2011年より業界初のAmazonコンサルティングを開始。
パイオニア企業として長年にわたり多くのクライアントの売上を拡大してきた確かな実績や知見を蓄積。

商品やカテゴリ問わず、Amazonデータの解析や競合調査をもとに、1社1社に合わせた最適な施策を実施し、競合との差別化で売上拡大の実現に繋げます。

個人から大手企業まで多くのクライアントのサポート実績があり、月商10倍や無名ブランドを有名ブランドに育てるなど、着実に成功事例を創出。

【Amazon内の受賞実績多数】
年間の優秀な出品者や商品に贈られる「Amazonマケプレアワード」や「Amazonランキング大賞」を当社クライアントが多数受賞。

【メディア掲載多数】
「日経MJ」や「日本ネット経済新聞」、Amazon関連書籍をはじめ、多くのメディアで当社のコンサルティング実績が掲載。AbemaTVの番組「AbemaPrime」にAmazonの動向について代表比良がゲスト出演しました。

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