ECで失敗する社長の特徴
・多くのECを支援し、上手くいかない社長の特徴が分かるようになりました。以下に当てはまる場合には要注意です。
①中小企業なのに担当者と支援企業に任せきり。自分を天皇だと思っている(中小の社長は総理大臣)。
・中小企業の原則は『トップダウン』です。これはECに限ったことではありません。担当者がいようが支援企業がいようが、社長が率先して取り組むべきです。当社で業務用清掃用品ECサイト『Monet!』を運営していた際も、私が現場にいました。担当者に任せるのは軌道に乗ってからです。
②方針・ルールが明確でない。担当者は逆に困っている。
・商材選定の際もこだわりがなく、『売れるなら何でもいい』というスタンスです。また、売上主義なのか、粗利主義なのかも明確でなく、担当者は困惑します。Monet!では、『1年目は売上主義、2年目は粗利主義』 『〇〇万円以上のお客様には発送前にTEL確認をする』 など、方針・ルールを明確にしました。
③お金のことをよく口にする
・『今の粗利が〇〇万円で、御社への支払いが〇〇万円なので赤字』といった具合に、お金の話をよくする社長は失敗してます。支援企業に任せきりの社長がこの傾向があります。
④EC(もしくは取扱商品)に対する思い入れがあまりない。成長市場だから参入しているだけといった感じ。
・『儲けたいからECをやっている』という感じがすることが多いです。
“ECの業績 = 商材力 × 集客力 × 売り場力”
と考えています。商材力に問題があると集客力・売り場力がどれだけ強くても上手くいきませんが、その商材を選んだのは会社(社長)なので、結局は社長に問題があるということです。Monet!を始める際も、商材選定に最も多くの時間とお金を費やしました。支援企業は売り場力・集客力の支援をすることが多く、商材力の支援は難しいですね。
当社では 『多品目型ECサイト専門のリスティング広告代行』 を承っておりますが、現在は事前のヒアリングでそのECが上手くいくかどうかが99%の確率で分かるようになりましたので、上記のような社長が運営する会社は最初から支援対象にはなりません。その方が先方のためでもありますね。