利用者急増中!5秒で決済!便利な「PAY ID」

ECのミカタ編集部

 オンライン決済サービス「PAY.JP」を運営するBASE株式会社(以下、BASE)は、2016年末より順次提供を開始した購入者向けID決済サービス「PAY ID」の登録ID件数が、サービス開始から1.5ヶ月で10万件を突破したことを発表した。

便利な支払い方法が人気に!利用者急増中

 今回、「PAY ID」の登録件数が急増したということで、ここで改めて「PAY ID」とはどういったサービスであるか振り返り、利用者増加の要因を考えてみる。そもそも「PAY ID」決済とは、購入者が会員IDを使ってオンライン決済ができるというサービスである。あらかじめクレジットカード情報を登録するだけで、以降は、その都度クレジットカード番号やお届け先情報などを入力する必要なくIDを使って、最短5秒でスムーズな決済ができるので非常に便利なサービスだといえるだろう。さらに、「PAY ID」で購入した履歴は、スマートフォンなどでいつ、どこで、いくら支払ったのか手軽に確認をすることもできる。

 また、「PAY ID」には複数のクレジットカードを登録することもできるので、目的に応じて使い分けることも可能なのだ。セキュリティ面では、登録されるクレジットカード情報が店舗に渡ることがないということで、利用者が安心して使うことができる。

 そして、現在20万店舗を超える加盟店で「PAY ID」決済が利用可能で、「BASE」のアプリや各店舗のWebショップでも、決済方法で「PAY ID」を選択すると、ワンタップでショッピングを楽しむことができる。

 このように、煩わしい登録作業を減らすことや目的に応じた使い分けができること、さらにセキュリティ面での安心感から利用者が急増したと考えられる。また、このサービスを導入したECとしても「PAY ID」決済のスムーズな購入環境により、転換率アップや現在離脱している新規の顧客の獲得、リピーター獲得の効果が期待できるというメリットがあるのだ。

オンライン決済「PAY ID」さらなる展望とは?

 今回、わずか1.5ヶ月で「PAY ID」の登録者が10万件を突破したということで、今後も利用者増大が見込まれる。そして、今後のさらなる展望として「PAY ID」は、オンライン上でお金を支払う機能としてだけではなく、インターネット環境下で自身を証明するIDの1つになることも考えられる。

 BASEは、便利なサービスの提供のみにはとどまらず、不正決済保証Appの提供など、不正への対応に注力をしているので、そのような背景からも「PAY ID」は信頼できるオンライン上の身分証明IDとして、これからますます活躍の幅を広げていくことが予想されるのだ。

 また、BASEは、今回の「PAY ID」登録ID件数10万人突破の機会に、改めて「PAY.JP」及び「PAY ID」の目指すこれからの決済サービスの展望と事業者向けの新プランを発表するイベントを開催するようなので、EC事業者は今後の動向にも要注目である。

 EC事業者は、改めて自社で導入しているサービスが利用者にとって使いやすいものであるか考えてみてほしい。快適なショッピング空間を提供し、利用者が増えれば、売上拡大につながることは間違いないのだ。今や商品だけではなく、サービスが重要になっているECにおいては、より自社に適したサービスを常に探し続ける必要があるのではないだろうか。


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