日々進化するウケトル これまでの施策と新たな機能

ECのミカタ編集部

 株式会社ウケトル(以下、ウケトル)は、Amazon.co.jpなどの配送情報を自動で取り込み、追跡管理し、再配達依頼がワンクリックでできる「ウケトル」で3つの新機能をリリースすることを発表した。今回は、ウケトルがこれまでに行ってきた施策や再配達問題のまとめと新たにリリースされる機能について紹介する。

再配達問題と「ウケトル」の施策

 「ウケトル」と言えば、冒頭でも説明した通り、無料で荷物追跡・再配達依頼ができ、ネットショップで購入した荷物の受け取りを簡単にするアプリだ。帰宅前にワンクリックで再配達依頼をし、帰宅時に荷物をスムーズに受け取ったり、荷物が届く直前や不在時の通知により、配達状況を細かく受け取ることができる。

 現在、不在になった荷物の4分の1は「ウケトル」のアプリ内から再配達依頼がされていて、不在配達が少ない回数で済むようになっているようだ。また、「ウケトル」が追跡した50万個以上の貨物データを分析した結果、すでに国土交通省などで報告されている宅配不在率は概ね正しいということであり、再配達問題は深刻化しているようだ。EC事業者にとっても見過ごせない再配達問題と「ウケトル」が誕生したきっかけや再配達問題を解決するための施策については以下の記事を参考にしていただきたい。

【再配達増加問題まとめ】
【ウケトル誕生の背景と再配達問題解決に向けた施策】

 さらに、「ウケトル」は、再購入機能が搭載されるなど、商品の配送を管理するアプリから、購入を一元管理するアプリへと進化しているのだ。つい先日には、自社が発送した荷物の追跡や自社アプリへの組み込み、広告サービスの提供など、EC事業者向けの機能もリリースした。「ウケトル」の進化については、以下の記事を参考にしてほしい。

【配送管理から購入管理へ ウケトルでできること】
【ウケトルがEC事業者向け機能をリリース!】

新機能拡大で日本のECを支える

 日々進化する「ウケトル」だが、本日よりAndroid版がリリースされるということである。kantar worldpanelによると、現在の日本におけるOSシェアはiOSが34.1%、Androidが64.6%ということなので、今回のAndroid版リリースにより、さらに多くのスマホユーザーが「ウケトル」を利用できるようになった。ちなみに、対応端末は、Android4.2以降で、LINE・Twitter・Facebook・Googleなどの外部のアカウントとの連携機能によりiPhone版からの引越しも可能ということだ。

 もちろん、Android版では、現時点でのiPhone版で利用できる機能は全て利用可能になっている。さらに、Android版だけの機能として、現在荷物がある地点(宅配会社の営業所等)を地図上で確認することも可能だという。
※営業所の住所が公開されているものに限る

 さらに今後は、iPhoneで好評だった荷物追跡のプッシュ通知機能のAppleWatch対応を予定しているそうだ。また、EC生活を便利にするための機能を盛り込んだ有料会員制のプレミアム会員制度を、無料お試しキャンペーンを実施しながら展開していくことも考えているという。

 配送の利便性向上に努めながら、社会問題を解決することにも貢献している「ウケトル」の今後の活躍に要注目だ。


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