宅配業界初!リネット、夜24時まで集配サービス開始

ECのミカタ編集部

洗濯の手間を省くために、実施されているサービス「宅配ネットクリーニング」。その中でも特に注目されているのが、株式会社ホワイトプラスが運営する「リネット」だ。今回、リネットの集配時間が夜24時まで延長されることとなった。おそらく、深夜に集配することは、深夜集配のサービスは、宅配業界初となる試みだ。

リネット開発の洗剤で独特のニオイの解消、生地も傷まない

 リネットは、インターネット申し込みで24時間予約可能な宅配ネットクリーニングである。特徴は、申し込みから最短90分で集荷、最短2日後に届くなど、他にはないサービスのスピード。衣類以外にも布団や靴にも対応し、さらには保管サービスまで展開している。

 リネットは「クリーニング店まで取りに行くのが面倒だ」といったクリーニング利用者の声を反映したサービスだ。忙しい毎日を過ごす現代人にとってより利便性が高いサービスを実施しているのだ。また、洗剤開発にも注力しており、独特なニオイをすることなく、デリケートな生地であっても傷まないなどの工夫をしている。こういったところも利用者の心を掴んでいる。

リネット利用者の実際の声はこちらへ

「Love more」プロジェクトが始動、内容とは?

 今回、リネットでは、クリーニング革命「Love more」プロジェクトを始動した。その第1段として、アパレル専業の運営会社と共同開発し、従来は集配できなかった21時以降でも集配する「夜間便」と、衣類を工場からハンガーにつるしたまま届ける「シワなしハンガー便」を本格的にスタートする。この2つのサービスは、都内の一部区域でテスト導入をしていたが、9月30日から都内23区で正式に開始し、将来には地域を拡大していく。

 「Love more」プロジェクトは、家事の代替であったクリーニングサービスを、自由で豊かなライフスタイルを贈るためのクリーニング体験へ変革していく、クリーニング革命である。この「Love more」には、『お気に入りをもっと好きになる、そんな自分がもっと好きになる』という意味が込められている。お気に入りの洋服を長く着られることで、その洋服がもっと好きになる。そしてキレイになった洋服を身につけることで、自分に自信が持て、自分をもっと好きになれる。そんなサービスを提供するのが「Love more」プロジェクトなのだ。

「夜間便」「シワなしハンガー便」の導入背景

 リネットが実施したアンケート調査によると、3割を超える人が帰宅するのは「21時以降」と回答しており、通常の宅配便による最終集配時間(20~21時まで)で預けることや受け取ることができない状況にあった。それを変え、時間を気にすることなく、より多くの人に利用してもらうために「夜間便」が誕生した。

 また、以前まで洋服を段ボールで届けていたため、梱包シワができにくい工夫をしていたが、シワを完全に防ぐことは困難であった。そこで、クリーニングで仕上げられた洋服をもっと気持ち良く着てもらうため、工場からハンガーにつるしたまま届ける「シワなしハンガー便」を導入した。

 これらのサービスは、ハンガー物流のパイオニアで強みを持つアパレル専業の運営会社をパートナーとし、リネットが独自開発したシステムを運用することで実現した。新しい物流インフラを構築することで、これまでは難しかった24時までの集配や、ハンガーによるお届けができるようになったのだ。
 
 リネットは、元々、ネットで全て完結し、24時間いつでもどこでも予約可能ということで人々の生活の支えになっていた。しかし、平日に仕事で帰宅が遅い人は利用できないということがネックになっていた。それが今回、夜24時まで集配が可能となることで、利用者がますます拡大していくはずだ。さらに、シワがない状態で届く「シワなしハンガー便」も、反響を呼ぶことだろう。届いてそのまま着ることができるため、アイロンをかける手間なども省ける。こういった、生活に助かるサービスを次々と誕生させる「リネット」から今後も目が離せない。


記者プロフィール

ECのミカタ編集部

ECのミカタ編集部。
素敵なJ-POP流れるオフィスにタイピング音をひたすら響かせる。
日々、EC業界に貢献すべく勉強と努力を惜しまないアツいライターや記者が集う場所。

ECのミカタ編集部 の執筆記事