購入時の比較検討は「3品」も購入は「1品」にとどまる【ECのミカタ リサーチ】

福島 れい

 ECのミカタでは「ECのミカタリサーチ」として、消費者の市場動向調査を行っています。今回は、20歳~39歳の全国の男女400人を対象に「ネットショッピングの利用端末に関する調査」を行いました。主にスマホを利用するのか、PCを利用するのかによって、ネットショッピングの行動にも違いがあることが明らかになりました。ここではそのなかから「比較検討する商品数と実際に購入する商品数」に注目します。

購入時に比較検討する商品数は?

 まず、1回の買い物で比較検討する品数を聞いたところ、全体で最も多かったのは、「3品」31.5%、次いで「2品」20.0%という結果になりました。利用端末による違いもほとんどなく、ネットショッピングにおいては「3品」程度比較検討する傾向があることがわかります。

 比較検討する商品数の利用端末、性年代別の傾向は以下のようになりました。


実際の購入数は?

実際の購入数は?

 1回の買い物で購入する平均の品数を聞いたところ、全体で最も多かったのは、「1品」49.5%、次いで「2品」22.0%という結果になりました。「3品」程度比較検討し、「1品」購入するという人が多いようです。集客だけでなく、購入まで導く工夫が必要になりそうです。

 購入する商品数の利用端末、性年代別の傾向は以下のようになりました。



ネットショッピングの利用端末・アプリに関する調査

 調査レポートでは、「決済手段」「受取手段」「商品の検索/購入実態」「検討/購入する品数/金額」「ショッピングサイト/アプリ」の項目について、利用端末(スマホ・PC)、性年代別に調査レポートにまとめています。

調査レポートはこちらをご覧ください。


記者プロフィール

福島 れい

ECのミカタ編集部に所属するバドミントンと和服、旅好きの記者、通称れーちゃん。ミニ特集「アパレルECの未来(https://goo.gl/uFvr2C)」等、これからEC業界がどんな風に発展していくのか。に注目しながら執筆しています。2017年の執筆テーマは、”私にしか書けない記事をタイムリーに”。

福島 れい の執筆記事