楽天と日本テレビが連携 地上波テレビCM「広告ソリューション」提供開始
楽天グループ株式会社(以下、楽天)は2026年7月13日、日本テレビ放送網株式会社(以下、日本テレビ)と連携。楽天が蓄積する消費行動分析データを活用した、地上波テレビCMの広告ソリューション「RMP - TV Ads」の提供を開始した。
「消費行動分析」「テレビの視聴」2つのデータを連携
「RMP - TV Ads」は、株式会社ビデオリサーチの技術を用いて、楽天が蓄積する消費行動分析データとテレビの視聴データを連携させて活用する広告ソリューションである。
本ソリューションでは、楽天が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」で「化粧品を購入した層」「子ども用品を購入した層」などの消費行動分析データとテレビの視聴データを組み合わせることができる。これにより、広告主は特定のライフステージや購買属性に基づいた、地上波テレビCMの精密なプランニングが可能となる。
日本テレビのアドプラットフォーム「Ad Reach MAX(アドリーチマックス)プラットフォーム」(以下、AdRMプラットフォーム)が提供するプロダクト「AdRM-EXchange」と連携。広告主はプランニング結果に基づいた入札設定で、広告枠をリアルタイムに購入できる。
さらに、効果測定において広告主が希望する場合には、楽天IDと連携してテレビCMの接触ユーザーと非接触ユーザーを対象にブランドリフトと購買リフトを計測することも可能である。
◆「RMP – TV Ads」概要
▷提供開始日:2026年7月13日
▷概要:楽天が蓄積する消費行動分析データと、日本テレビの「Ad Reach MAXプラットフォーム」が提供する「AdRM-EXchange」を連携。これにより、地上波テレビCMの精緻なプランニングと広告枠の購入を可能にする広告ソリューション。
▷取扱企業:楽天、リンクシェア・ジャパン株式会社、楽天のパートナー広告代理店
デジタル広告のような柔軟な取引を実現
楽天は「RMP - TV Ads」の特徴について、次の内容を挙げている。
◆消費行動データに基づくテレビCMの精緻なプランニングを実現
▷楽天が保有する「楽天市場」での購買データ等の消費行動分析データと、テレビ視聴データを組み合わせることで、特定のライフステージや購買属性に合わせたターゲット層への精緻なCMプランニングが可能となる。
◆日本テレビのアドプラットフォーム連携による広告枠のリアルタイム購入
▷日本テレビの「Ad Reach MAXプラットフォーム」内のプロダクト「AdRM-EXchange」と連携することで、プランニング結果に基づいた広告枠のリアルタイム購入を可能とし、デジタル広告のような柔軟な取引を実現する。
◆テレビCM接触によるブランド・購買効果の可視化
▷広告主の希望に応じて、楽天IDを活用した接触ユーザーと非接触ユーザーの比較分析を行い、ブランドリフトおよび購買リフトの計測を行うことで、テレビCMのマーケティング効果を定量的に測定する。
今秋以降は他局の参入も控える
楽天と日本テレビは本件について「生活者の消費行動データとテレビの持つ圧倒的なリーチ力、信頼性を融合させることで、広告主のマーケティング課題を解決するための新たな価値を創造することを目指し、本連携に至りました」とコメントしている。
両社は、楽天の精緻なデータ分析力と日本テレビの柔軟な放送枠運用体制を組み合わせ、テレビCMのプランニングをデジタル広告のように最適化する方針を示している。
日本テレビは、独自に開発を主導した「AdRMプラットフォーム」の運用を2025年3月より開始。テレビ広告のプログラマティック取引市場を、切り開いてきた。
今秋以降は他局の参画も控えており、共通プラットフォームとしての拡大を進めている。
本連携により「AdRMプラットフォーム」の価値をさらに高め、広告取引の利便性をより一層向上させることが期待される。企業の持続的なマーケティング活動を創出する本取り組み。今後の動向に注目したい。


