LINEヤフー、サービス開始15周年記念発表会で複数の新機能を発表
LINEヤフー株式会社は2026年7月2日、コミュニケーションアプリ「LINE」のサービス開始15周年を記念した発表会「LINE 15th Anniversary Event -Connect the Next-」を開催した。
各セッションでは、次の15年に向けて「LINE」上の体験を生活行動へ広げる複数の取り組みをInformation、Shopping、Life、Talkの4領域から説明。本記事ではEC事業者へ向けて、それぞれの内容をまとめて伝える。
「LINE」と「PayPay」がアカウント連携
本発表会では「LINE」と「PayPay」のアカウント連携を、2026年夏に開始する旨が発表された。
アカウント連携により「LINE」のトークルーム上で「PayPay残高」を送る・受け取る・割り勘が可能になるほか、「LINE」上で「PayPay」の登録や残高・ポイント確認ができるようになる。
また「PayPay」アプリ上で、ユーザーが設定することで「LINE」の友だちが表示され、よりスムーズに残高を送り合えるようになる。
さらに、「LINE」上で提供しているウェブアプリケーション「LINEミニアプリ」版の「PayPay」を提供。「LINEミニアプリ」版の「PayPay」では、「PayPay残高」や保有している「PayPayポイント」の確認をはじめ、「送る・受け取る」機能、取引履歴の確認、ATMからのチャージなど、「PayPay」の機能を「LINE」アプリ内で利用できる。
※「PayPay」の利用上限と、「LINEミニアプリ」版の「PayPay」は利用上限が異なる。「PayPay」の本人確認が完了している場合は、「LINEミニアプリ」版の「PayPay」の「PayPay残高」は「PayPayマネー」、本人確認完了していない場合は「PayPayマネーライト」での利用となる。「PayPay」の本人確認は、PayPayアプリ内での実施が必要。本人確認の仕方は、 こちらでご確認ください。「LINEミニアプリ」版の「PayPay」は、決済および、ポイント運用などの機能は利用できない。

LINE「ホームタブ」の進化と「ショッピングタブ」の追加
Information領域では「LINE」の「ホームタブ」を、世の中にあふれる多様な情報の中から、ユーザー一人ひとりに合った情報や体験に出会える場所へと進化させる構想が紹介された。
さらに、現在先行リリース中の「ホームタブ」のリニューアルを2026年夏頃に、正式リリースする旨を発表。そのほか、今後はAIエージェントとの連携によりニュースや天気、友だちに関する情報、好きなアーティストやコンテンツの最新情報など、ユーザーごとに興味・関心や行動に応じた情報提案を行う「My Home Agent」や「Proposer Agent」機能の提供も予定されている。

Shopping領域では「LINEギフト」を起点に成長してきた「LINE」のコマース体験を説明。そのほか「LINE」の「ショッピングタブ」を2026年9月に正式リリースする旨を発表した。
「ショッピングタブ」の正式リリースにより、「LINE」上で、LINEヤフーグループのショッピングサービスが取り扱う3億点以上の商品の中から、ユーザーが一人ひとりに合った商品と出会い、比較・検討、購入、ギフト、配送までをシームレスに行えるようになる。
さらに、特定商品の先行・限定販売の実施や「PayPayポイント」の付与、AIエージェントによる接客体験などを通じて、「LINE」ならではの新しいショッピング体験を目指す旨の構想が発表された。
※本取組みで付与する「PayPayポイント」は、LINEヤフーグループの一部サービスおよびPayPay/PayPayカード公式ストアのみで利用できる「PayPayポイント(期間限定)」と、有効期限なく全てのPayPay加盟店で利用できる「PayPayポイント(通常)」が一部含まれている(出金・譲渡不可)。
「Agent i in chat」を2026年内に提供
Life領域では「LINE公式アカウント」と「LINEミニアプリ」を通じて、企業や店舗とユーザーのつながりの先にあるユーザー・顧客体験を変えていく方針が紹介された。
今後は、「ミニアプリタブ」とAIエージェントを連携させることで、ユーザーの状況やニーズに応じて店舗検索や予約、順番待ちなどをAIがサポート。ユーザーの行動を自律的に支援する「Agentic UX/CX」の構想を発表した。

Talk領域では「LINE」のトークルームを会話の場から、会話から行動を支える場へと拡張する構想を説明。
AIエージェントと連携し「LINE」のトークルーム内でLINEヤフーのAIエージェントサービス「Agent i」を呼び出し、質問への回答やタスク管理などを支援する新機能「Agent i in chat」を2026年内に提供する旨が発表された。
今後はトークルーム内の会話を要約する「メッセージの要約」機能や、食事のレシートの写真からそれぞれの支払い額を割り出す「計算」機能など、日常のコミュニケーションを支援するさまざまな機能の提供が順次予定されている。

2026年秋以降の新特典も予定
イベント終盤では、LINEヤフーのメンバーシッププログラム「LYPプレミアム」の新たな取り組みとして、「LINE」でのコミュニケーションをより便利で快適にする、以下の新機能も紹介された。
◆メッセージ編集:送信済みメッセージを15分以内に編集
◆プレミアムブロック:相手の友だちリスト上で自分を非表示に
◆メッセージ予約:指定日時にメッセージを送る
◆通話レコーディング(仮称):「LINE」の通話を録音・録画し、文字起こしして保存
上記の4機能は、2026年秋以降にLYPプレミアムの新特典として提供予定。2026年8月から順次「LINE」の新しい機能を試せる「LINEラボ」にて、先行リリースされる予定。
※機能が「LINEラボ」にある期間は、LYPプレミアム会員以外のユーザーも機能を試すことが可能。
「Life on LINE with AI Agent」の実現に向け、ユーザーの生活に寄り添うサービスの強化に取り組むLINEヤフー。引き続き動向を追っていきたい。


