ECのミカタが選ぶ、2016年EC業界Newsベスト5〜Amazon、楽天の強さの秘訣

ECのミカタ編集部

2016年の振り返りとして、「ECのミカタ」に掲載されたニュース記事の中で、最も読まれた記事上位5位(調査期間:2016年1月1日~2016年12月25日)を発表します。振り返ってみると一年の全体感も見てきます。2017年の戦略にもぜひお役立てください。

2016年注目ニュース記事ランキングTOP5

【5位】2016年8月18日公開
【比較してみた】Amazonと楽天の読み放題~お得なのは?
https://www.ecnomikata.com/ecnews/10618/

楽天が提供する「楽天マガジン」とAmazonが提供する「Kindle Unlimited」は果たしてどちらがお得なのかを比較しました。楽天マガジンは雑誌に特化しており、年間利用でかなりお得に利用することができます。一方、Kindle Unlimitedは電子書籍が豊富で幅広いジャンルの作品が魅力です。利用したいジャンルに応じてサービスを選択することがポイントになります。

【4位】2016年5月24日公開
楽天×CM、お馴染のパンダがリズミカルに踊る?
https://www.ecnomikata.com/ecnews/9159/

関東・関西・東海にて放映された、楽天市場のキャラクター「お買い物パンダ」を起用した「楽天スーパーポイント」のTVCMについて紹介しました。お買い物パンダはLINEスタンプでも人気の高いキャラクターで、その他にも注目度の高いダンスの振り付けや声なので、楽天スーパーポイントに親しみを持ってもらう仕掛けが施されたCMと成っていました。

【3位】2016年11月22日公開
ブラックフライデー直前!トイザらス、三越伊勢丹、イオンでも、大規模セール続々開催
https://www.ecnomikata.com/ecnews/12314/

クリスマス商戦の始まりの日とされる、アメリカ発の「ブラックフライデー」。日本でも、海外展開のあるEC企業などを始まりとして、ブラックフライデーに合わせたセールが多く開催されるようになってきました。その中でも目立った動きを見せた大手三社のセール戦略をまとめました。今年の成果から、来年はさらなる盛り上がりが期待されています。

【2位】2016年9月12日公開
【比較してみた】メルカリ/ラクマ/フリル 特徴と違い
https://www.ecnomikata.com/ecnews/8326/

今年はEC市場においてBtoC市場以外の成長も大きく見られた年でした。特にフリマアプリの存在は、消費者行動に少なからず影響を与えています。拡大する市場の中で、三大フリマアプリがどのようなサービスを提供しているのかを比較しました。メルカリが先行する市場の中で、今秋にはフリルが楽天の傘下に入り、ラクマとフリルがどう連動していくのかも気になるところです。

【1位】2016年4月7日公開
Amazon、犬の感動CM。実は続きが・・・
https://www.ecnomikata.com/ecnews/8571/

今年掲載したニュースの中で、ダントツの注目度を誇ったのがこのニュース。Amazonプライム会員の告知TVCMの内容を分析、さらにその続きを紹介しています。朝注文した送料無料で夜届くというAmazonプライム会員のサービスを、心温まるストーリーで紹介し、多くの人の共感を呼びました。このCMをご覧になった方は多いと思いますが、どこがポイントだったのでしょうか。また、現在は新CMも放映されているようですね。


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講談社、Amazonに抗議声明。何が起こっているのか
楽天、フリマアプリ「フリル」のFablic買収。狙いは?

注目ニュースから見えてくる2016年のECの特徴とは

 以上のランキングを見て、やはりAmazon、楽天の影響力は強いなと感じます。その中でも2016年は両社ともに、積極的なTVCMを行っています。これには、今までECをそこまで利用していなかったユーザー層を取り込む狙いが感じられます。ユーザー層にしろサービスにしろ、これまでの枠にとらわれないことが、EC市場のさらなる拡大の鍵となってきそうです。

 また、市場全体の新たな動きとして、CtoC-EC市場、特にフリマアプリ市場の拡大が挙げられます。フリマアプリに親しむ人が増えることで、売ることを前提として買う消費者行動や、従来よりもさらに小規模なところからEC事業に関わる人も生まれてきています。さらに、越境ECなどにより海外の情報が入ってきたり、海外と取引する企業が増えたりする中で、ブラックフライデーのような新たな商機も生み出されています。

 こういった2016年の動きは2017年にも継続されそうです。2017年の戦略を立てる際には、市場のこういった動きをぜひ押さえておいてください。


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