丸井、マルイウェブチャネルのブランド強化/ファッションとECの距離が近く

石郷“145”マナブ

 株式会社丸井(取締役社長:佐々木一)は、同社が運営する「マルイウェブチャネル」で株式会社アットシェルタが展開する「Abahouse Devinette」「qualite」など8ブランドを5月19日から、新たに展開すると発表した。この「マルイウェブチャネル」は、歴史が古く2006年に、マルイのファッション通販サイトとして誕生、売れている筆頭はシューズで、そのほかにも、レディス・メンズ・キッズのファッションアイテムを中心に1,100以上のブランド、 約15万点を品揃えしている。

丸井のECへの関心は強く、2月にはKDDIと連携

 最近では、丸井のウェブに対しての関心は高く、最近もKDDIコマースフォワードが運営するショッッピングモール「Wowma!」の中にある「Wowma! Brand Square」というコーナーを通して、商品を出品し「マルイウェブチャネル」で培ったノウハウをここで反映するという取り組みを開始している。

 特に、経済産業省の調査データでも、近年、スマートフォン経由でのEC市場規模は拡大しており、市場規模は 5,697 億円増加し伸び率は 28.7%となっているが、この中でも、スマートフォン比率が高いのは、アパレルだ。多くの企業がECの可能性を見ており、特にアパレルでは必然的にその意識が高くなる傾向があるわけだ。

新たな展開を開始するブランドはアットシェルタの8ブランド

 今回、「マルイウェブチャネル」で新たに展開を開始したものを挙げるとすれば「Abahouse Devinette (アバハウス・ドゥビネット)」。「シンプルであること、上質であること、自分らしくファッションを楽しむ大人の女性のためのトレンドミックスクロージング」をコンセプトにしたブランドだ。他にも「Rouge vif la cle (ルージュ・ビィフ ラクレ)」は、"good girl"をテーマに、 いつまでも可愛らしさを忘れない女性のための上品なワードローブを提案している。

その他、追加されるブランドコンセプトは下記の通り
qualite (カリテ)
削ぎ落としたベーシックをベースに、 大人ならではの女性らしさを漂わせたパンツスタイルを提案します。フランス語で[上質・本質]の意味を持つ名の通り、 女性の美しさを引き立てるシンプルで洗練されたデザインと上質な素材が日々を心地よさで満たせるように。 芯の通った清潔感あるアイテムが、 自分のスタイルを持つ働く女性を知的に演出します。

AU BANNISTER (オゥ・バニスター)
おしゃれにも仕事にも、 いつも前向きでいる新しい時代の女性に向けた、 洗練されたベーシックに程好くトレンドを取り入れたシューズブランド。 外見だけでなく内面も磨かれた、 繊細な感覚の大人の女性たちへ、 足元からのスタイリングを提案します。

Piche Abahouse (ピシェ アバハウス)
Piche Abahouse は、 女性の “今の気分” をやさしく映し出したシューズセレクトショップです。 履き心地にもしっかりとこだわったサイズ展開豊富なベーシックアイテムを中心に時代を捉えたトレンドデザインから永遠のスタンダードアイテムまで柔軟にセレクトし提案します。

interstaple (インターステイプル)
自分らしいスタイルを大切にしながらお洒落を楽しむ女性のために、さまざまなシーンに合ったスタイリングを完成させるコーディネイトの鍵、 いつものコーディネイトにさりげなく"今"を感じさせるエッセンスとしてのBAGを提案します。

LOWELL Things (ロゥエル シングス)
ベーシックとトレンドをほどよくブレンドしたファッションを楽しむ女性のために、 美しく機能的なオリジナルのバッグをはじめ、 国内外からセレクトしたバッグ、 アクセサリー、 雑貨やシューズなど感度の高いアイテムを提案。 ライフスタイルも彩ってくれるMY定番がみつかるセレクトショップです。

MYSELF ABAHOUSE (マイセルフ アバハウス)
ファッションは楽しい。 お気に入りの服を着ると気持ち良いし、 お洒落な服を着ると気分が良くなる。 MYSELF ABAHOUSE はファッションが本来持っている、 純粋な楽しさを伝えます。私たちが大好きなフレンチカジュアルをベースに、 今の気分・センス・感度を取り入れたグッドタイムなスタイルを提案します。

 よりブランド力を持った本格アパレルショップが「マルイウェブチャネル」のラインナップに入ってくることで、今まで以上に、アパレルとスマートフォンとECの親和性は高まるに違いない。

 ちなみに、衣料品(ファッション)とECとの関連性をより深める動きとして、FITTINというサービスがあり、本日この後16時に、記事化を予定しているので、そちらも合わせて見ていただけると幸いだ。


記者プロフィール

石郷“145”マナブ

キャラクター業界の業界紙の元記者でSweetモデル矢野未希子さんのジュエリーを企画したり、少々変わった経歴。企画や営業を経験した後、ECのミカタで自分の原点である記者へ。トマトが苦手。カラオケオーディションで一次通過した事は数少ない小さな自慢。

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