楽天市場、年間売上の約7割を「イベント期間」が占める ジャグー調査

最終更新日:

ECのミカタ編集部

ジャグー、楽天市場50店舗以上の売上データを分析、年間売上の7割以上をイベント期間に創出、大型イベント時は平常時と比べ売上が最大5倍超え

ジャグー株式会社は2026年5月27日、支援先である楽天市場出店店舗の一部である50店舗以上を対象にした独自調査レポートを発表した。

EC運営のパートナー企業を紹介してもらえるって本当?

調査概要

◆調査対象:ジャグーが支援する楽天市場出店店舗の一部(50店舗以上)
◆分析データ:店舗別日次売上データ
◆分析期間:2024年1月〜2025年12月の2年間
◆対象イベントの開催日数:年間176日(年間の約48%)
◆分析実施:ジャグー株式会社
◆対象イベント:お買い物マラソン・楽天スーパーSALE・ブラックフライデー・大感謝祭・楽天イーグルス感謝祭・Rakuten Brand Day(楽天ブランドデー)
◆出典:楽天市場におけるイベント売上比率・年間成長率の独自調査レポート(ジャグー株式会社)

年間売上の約7割が「イベント期間」に創出

50店舗以上の2年間の売上データを分析した結果、イベント期間売上比率の中央値は70.9%、平均は71.4%となった。

この調査結果についてジャグーは「楽天市場において、売上の大部分がイベント期間中に創出されていることが明らかになりました」とコメントしている。

対象イベントの開催日数は年間約176日(年間の約48%)と、年間の約半数を占める中で、イベント期間の売上は約7割を占める。このデータからもイベント期間中の「1日あたりの売上比率」が高いことがうかがえる。

年4回(3月・6月・9月・12月)開催される楽天スーパーSALE後の翌月売上を分析した結果、平均25%前後の売上減少が確認された。イベント期間中に購買需要が集中することで、翌月売上が減少する傾向が見られる。

平均売上高が最も高いイベントはブラックフライデー

イベント期間売上比率ごとに店舗を分類した結果、イベント施策を活用しながら、年間を通じた売上基盤を強化している店舗の方が、前年比売上(YoY)が高く成長している傾向が確認された。

また、イベント期間外でも安定して売上を創出できる構造を持つ店舗ほど、年間を通じた成長率が高い傾向となった。

1日あたりの平常期比売上倍率(リフト率)をイベント別で比較した結果、「ブラックフライデー」と「楽天スーパーSALE」が特に高い数値となった。

なお、お買い物マラソンは年間開催日数が約120日と最も長く、年間売上の約4割を占めており、年間売上全体への寄与度が最も高いイベントとなっている。

「平常期にも売れる構造」が重要

ジャグーは本調査結果について、次のようにコメントしている。

「本調査では、イベント期間中の売上が平常期比2.75倍に達しており、楽天市場においてイベント活用が売上拡大の重要戦略であることが改めて明確となりました。(中略)特に、平常期比売上倍率5倍以上のブラックフライデーと楽天スーパーSALEは短期間で高い売上を創出しやすく、広告投資や在庫投資のROIが高いイベントであると考えられます。こうした大型イベントでは、事前の在庫積み増し・RPP広告の予算配分・商品ページ整備などを戦略的に実施することが、売上最大化につながる重要なポイントになります」

イベント売上比率65%以下の店舗は、年間成長率(YoY)が高い傾向も確認されている。「平常期にも売れる構造」を構築できているかが、中長期的な成長を左右する重要な要素であると考えられる。イベント期間中の施策はもちろん、平常時の底上げにつながる訴求が求められる。