フレンドファンディング「polca」で実現する”コミュニケーションの生まれるお金集め”

ECのミカタ編集部

 クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」を運営する株式会社CAMPFIRE(本社:東京都渋谷区、以下:CAMPFIRE)は、身近な友人・知人を対象としたお金集めアプリ「polca(ポルカ)」の提供を開始した。

 クラウドファンディングで資金を調達する。ということが、少しづつ世間に認知されてきた今日このごろ。国内No.1のクラウドファンディングプラットフォームを運営している「CAMPFIRE」から「polca(ポルカ)」という新しいサービスがリリースされた。

 フレンドファンディング「polca」と呼ばれるそのサービスは一体どういうものか説明したい。「polca」はURLを知っている人のみが企画を支援するため、「誕生日ケーキを友達と一緒に購入する」「同僚に出産祝いを贈る」「個展を開催するための会場費を集めたい」等、日常で資金需要が発生した際に、友人・知人に限定し支援を募ることが可能なサービスだ。

 インターネット上で不特定多数から支援を募るクラウドファンディングとは違い、URLを知っている者だけが支援することができる。内容の審査や手続きは不要で、企画立ち上げの所要時間は約30秒と、既存のクラウドファンディングには無い手軽さで企画を開始できるとあってリリースからすでに好評を博している。

 通常、クラウドファンディングで発生する「支援募集期間」の設定も不要なため、目標金額に達した時点で企画を終了し、振り込み依頼を出すことも可能だ。目標金額を超えた場合や、目標金額を達成しなかった際も、集まった資金は全額受け取ることができる。資金はアプリ内に貯まり、振込依頼を出すと最短1営業日で指定の銀行口座に振り込まれる。

お金は「コミュニケーションの手段」に。あたらしいお金集めのカタチ

 クラウドファンディングや今回リリースされた「polca」は”ファンディング”と銘打たれているため、融資だと思われがちだが、CAMPFIREが提供しているタイプのクラウドファンディングは実は小売に該当する。「支援者がリターンを買う」という形で成り立っているのだ。これによって税制面や法律面をクリアしている。

 筆者の友人はさっそくこの「polca」で「彼女といつもより少し良いお店に行って食事がしたい」というプロジェクトを立ち上げ、1時間で目標金額を集め、さっそく食事に出かけていた。後で送られてきた2人の楽しそうな写真だけでとても心地よい気分になった。

 「お金をもっとなめらかに。お金でもっとなめらかに」というキャッチフレーズのもと、CAMPFIREは、お金がコミュニケーションと共にある世界を目指している。「お金がないから…」という言い訳は通用しない世界がそこまで来ているのかもしれない。

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