人的リソースの再分配へ。「MakeShop for PCA」で単純作業と決別

ECのミカタ編集部

 GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社(以下、GMOメイクショップ)とピー・シー・エー株式会社(以下、PCA)は提携し、ネットショップ構築サービス「MakeShop」の注文データと、販売・仕入・在庫管理システム「PCA商魂・商管DXクラウド」のデータを自動連携するオプション「MakeShop for PCA」の提供を開始した。

 GMOメイクショップが提供する「MakeShop」は、650を超える多彩な機能が備わった高機能なネットショップ構築サービスだ。国内2万店舗以上の導入実績を持ち、年間総流通額はネットショップASP業界で5年連続No.1を達成している。

 一方PCAは、中堅・中小企業向け基幹業務クラウドシステム「PCA クラウド」を提供しており、そのシリーズとして、販売管理システム「PCA商魂DXクラウド」、仕入・在庫管理システム「PCA商管DXクラウド」などを展開している。

 ネットショップ構築サービス「MakeShop」と「PCA商魂・商管DXクラウド」は親和性が高いことから、以前より両社のサービスを合わせてプロモーションするなど、両社相関する取り組みを行ってきた。

 こうした中昨今では、日本政府が主導する「働き方改革」の取り組みの1つとして、長時間労働の是正や人材不足の解消に寄与する“業務効率化”に向けた施策が各企業で進められており、ネットショップを運営する事業者も例外ではない。

 特に複数のネットショップや実店舗を運営している事業者においては、受注の度に各店舗の商品・在庫データの照合や消し込みなどの作業を行う必要があり、こうした作業負担の削減が求められている。

 そこでこの度GMOメイクショップは、ネットショップ運営者の業務効率化を支援するべく、「MakeShop」の注文データと「PCA商魂・商管DXクラウド」の商品・在庫データ・売上データを自動連携するオプション「MakeShop for PCA」の提供を開始した。

 「MakeShop」および「PCA商魂・商管DXクラウド」を利用して複数のネットショップや実店舗を運営・管理する事業者は、「MakeShop for PCA」を導入することで、ネットショップの注文データの入力や、商品・在庫データの照合・消し込み作業など、煩雑なデータ管理業務の効率化を図ることができる。

「MakeShop」の注文データを自動連携

「MakeShop」の注文データを自動連携

 「MakeShop」の注文データを「PCA商魂・商管DXクラウド」の売上データに自動連携させることができる。データ連携のタイミングは、『ネットショップに注文が入った時点』のほか、入金確認時や配送完了時といった『ショップ運営者が任意に設定した注文ステータスに達した時点』など、ショップ運営者の業務スタイルに応じて自由に設定することが可能。

 また、PCAから無償で提供される「PCAクラウド スマートデバイスオプション」を利用すれば、iPadやiPhone、Android端末から「PCAクラウド」に蓄積されたリアルタイムな売上や在庫の情報が「いつでも」「どこでも」「簡単に」参照することができる。

商品・在庫データを自動連携

商品・在庫データを自動連携

 「PCA商魂・商管DXクラウド」の管理画面から商品データを新たに登録・削除すると、「MakeShop」の管理画面にも自動で反映されるので、二重に登録作業を行う必要はない。在庫データも自動で連携しているため、登録された商品がネットショップで売れると、「MakeShop」の注文データの連携と同時に、「PCA商魂・商管DXクラウド」の総在庫数も自動で更新される。

 これにより、在庫の消し込み作業が省けるだけでなく、これまでリアルタイムでの把握が難しかった全社(ネットショップや実店舗)での在庫の管理が容易になり、在庫切れを防止してくれる。さらに、商品の消し忘れなどの人的ミスも防ぐことができる。

単純作業と決別。「MakeShop for PCA」でスマートなECショップ運営を

単純作業と決別。「MakeShop for PCA」でスマートなECショップ運営を

 EC事業において「効率化」というテーマは非常に大きいウェイトを占める。それは結局人件費が大きくのしかかってくるためだ。同じ人件費を払うなら、単純作業にそれを費やすのではなく、「売る」という命題に向かってリソースを割いたほうが賢明であることは明白だ。「MakeShop for PCA」のような自動化ツールを上手く駆使してスマートなECショップ運営を目指して欲しい。

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