「FutureShop2」がApple Payに対応へ。ユーザーファーストのECサイト構築を目指して

ECのミカタ編集部

 EC構築支援プラットフォーム「FutureShop2」を提供する株式会社フューチャーショップ(本社:大阪市北区)は、FutureShop2で構築されたECサイトでApple Payを利用可能にするオプションサービスをリリースすると発表した。2017年 9月20日より一部店舗にて運用を開始し、2017年10月23日よりFutureShop2を利用している全店舗からの申込受付を開始する。

 昨今の決済システムの充実はユーザーにとっては歓迎すべき事象だろう。しかし、これまでのECサイトにおける決済フローは、「いかに買ってもらうか」「いかに顧客リスト化(メールアドレスを取得)できるか」を考えた“売り手側視点“の要素が多く実装されているものだった。

Apple Payは、“顧客の体験“を中心に考えられたユーザーインターフェースがもたらされており、今までとは全く違う便利で新しいショッピング体験を提供できる。そういった考えもあり、今回FutureShop2でのApple Pay対応を行うことが決まったという。

 FutureShop2で構築されたECサイトがApple Payに対応することにより、商品ページにApple Payボタンが設置され、
Touch IDに指を触れるだけで簡単に支払いが完了する。ショッピングカート画面に遷移する必要がないほか、名前、配送先や連絡先、クレジットカード番号などを買い物の都度入力する必要がない。このようなスムーズな体験により、コンバージョンの向上が見込める。

 複数商品を購入する場合は、ショッピングカート画面にもApple Payボタンを設置できるため同様のシームレスな顧客体験を実現することができる。

 買い手にとってApple Payの安全性と個人情報の保護は重要な要素だ。Apple PayをiPhone等の端末に設定した場合も、ユーザーのクレジットカード番号はデバイスやAppleのサーバーに保管されることはなく、利用する際もユーザーのクレジットカード番号が、加盟店に通知されることはない。

群雄割拠の決済戦国時代。これからのECサイトに必要なこととは

 スマートフォンが普及し、多くのオンライン決済サービスがリリースされた。Amazon Pay、楽天Pay、LINE Pay、PayPalなど。ざっと挙げるだけでも群雄割拠の決済戦国時代だと言える。これまでの常識を打ち破るApple Payの合理性と体験は今のところ他のライバルを圧倒している。

 これからのECサイトに求められることは「ユーザーファーストである」ということだろう。事業者としては新たな機能の設置には手間と時間とお金が必要だが、それを「ペイ」するだけのリターンがあるはずだ。FutureShop2でその体験をユーザーに提供してみてはいかがだろうか。

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