海外向けECビジネス支援ソリューションの「WorldShopping BIZ」がデータフィード最適化サービス「DFO」と連携を開始し、よりシームレスな「越境EC」が可能に

2017/10/26

越境ECソリューションなどを提供する株式会社ジグザグ（本社：東京都渋谷区、代表取締役仲里一義、以下ジグザグ）は、「WorldShopping BIZスタンダード」が、コマースリンク株式会社（所在地：東京都大田区、代表取締役社長：藤田由希子、以下「コマースリンク」）が提供するデータフィード最適化サービス「DFO」との商品データ連携に対応したことが発表された。

ECビジネスをスピーディーかつ迅速に海外対応に

日本国内の企業などが海外でECビジネスを展開する際に、EC事業者にツールやプロダクト、購入代行や決済・配送までの各種サービスを提供するジグザグ社の総合的なECソリューション「WorldShopping BIZ」。一方でコマースリンク社が提供するデータフィード最適化サービス「DFO」は、商品データ収集から広告媒体との連携までを自動化できるサービスだ。

この両者が商品データを連携できるようになったことで、EC事業者からみると自社の商品である製品やサービスのデータを「DFO」を通して「WorldShopping BIZ」に配信でき、新たなシステム改修やデータ連携をすることなく、スピーディーかつ迅速に自社のECビジネスを海外対応に転換することが可能となった。

同時に、商材情報の翻訳、海外からの発注、代理購入、海外発送対応などは「WorldshoppingBIZ」上で実行するので、EC事業者は国内向けECビジネスでの運用の変更を最小限にでき、コスト削減にも貢献する。

海外向けEC市場対応時の課題

今や国策とも言えるインバウンド需要の喚起と、それに呼応するようにさらなる高まりをみせる訪日観光客の増加と消費。海外から日本国内の製品への関心の高まりと共にEコマースの分野でも国内のみならず越境したEC事業への対応は喫緊の課題となっている。

そこでは、当然にして多言語への対応や不正決済への対応、顧客サポート、海外への配送にどう対応するかなど、海外向けのビジネスを行う上で避けては通れないハードルがあり、それらを乗り越えるにはEC事業者にとっても人的リソースやノウハウ、システム面でも少なからぬ負担を強いられることが多かった。

課題解決のためのソリューション連携

その課題に対応するのが今回発表された「WorldShopping BIZ」と「DFO」の連携だ。その中の「Worldshopping BIZスタンダード」は、125ヶ国への海外発送まで自動対応可能にするサービスで海外からの来る自社のECサイトへの発注や不正決済対応できる。

また、商品データ連携によって、ジグザグが運営する海外ユーザー向け購入代行サイト「Worldshopping.global」上に多言語翻訳された商品ページを生成し、海外からの発注、商品購入から海外発送、問合せまでの流れを利用できる。つまりEC事業者からみると今までの国内向けの運用を変えずに海外対応が可能になるのだ。

同時に、今まではEC事業者が「Worldshopping BIZスタンダード」を利用する際には、データフィードを用意する必要があった。

その流れはこうだ。

①自社システムからの商品データを出力
②あらかじめ決められた仕様に合わせて商品データを作成
③「Worldshopping BIZスタンダード」とのシステム連携
④最新の状態を維持する

そのため、ソリューションの導入にあたっては社内調整や新たなシステム開発が必要となっていた。今回コマースリンクが提供を開始した「Worldshopping BIZスタンダード」用データフィードの作成サービスを利用すると、導入したEC事業者の商品情報の中から、コマースリンクのサイトクローリングシステムが必要な商品情報を抽出したうえで、「Worldshopping BIZスタンダード」用のデータフィードを毎日自動で生成できる。

従って導入したEC事業者はデータ作成に関する社内調整やシステム開発が原則必要なくなり、スピーディーかつ工数の削減を実現でき、結果としてコスト削減に貢献することになる。