楽天市場の広告主向けマーケティングツール「RMP-For Brands」がリリース

ECのミカタ編集部

 楽天株式会社(本社:東京都世田谷区)と楽天データマーケティング株式会社(本社:東京都世田谷区)は、楽天の運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」における広告主向けマーケティングツール「RMP-For Brands」のリリースを発表した。

 デジタルマーケティングでは従来、サイトに関するデータ、売上に関するデータ、広告配信に関するデータなど様々なデータを検証できる一方で、それぞれが連携されていないことで評価指標が分断され、マーケティング活動の一元的な管理が難しいという課題があった。

 この度リリースされた「RMP - For Brands」は、楽天IDに基づいたビッグデータを活用してデータを連携できるほか、単一のマーケティングツールによる管理を実現することで、より効率的なプロモーション施策の計画に寄与してくれる。まずは「楽天市場」に企業のブランドサイトを設置できる広告ソリューション「RMP-Brand Gateway」の利用企業を対象とし、「Data Analysis機能」と「Brand Communication機能」を提供していく。

「Data Analysis機能」では、ブランドサイトのアクセス状況(ページビュー数、ユニークユーザー数、検索数、流入元など)や平均閲覧時間などのサイト関連データ、「楽天市場」での合計売上金額、個数の推移といった売上関連データに加え、性別・年齢・併売・リピート回数など50項目以上のデータをビジュアル化してレポーティングしてくれる。

 また「Brand Communication機能」では、「RMP-Brand Gateway」における製品情報やページデザインなどのコンテンツを利用企業側でリアルタイムに更新、管理することが可能。さらに2018年夏以降、広告配信が実施できる「Promotion機能」および新規顧客の獲得や既存顧客価値の向上を目的とした「Lead Generation & Nurturing機能」を追加する予定だ。

細かいデータまでしっかりと取得し、最速のPDCAを実現

 今後は、マーケティング戦略の立案から実行、効果検証、改善に至るまで、PDCAサイクルの全過程に関わる機能を拡充していく予定だとしている。

 やはり楽天なら楽天のツールを使うほうが細かいデータまで取得でき、広告運用にしっかりと活用できる。まだ提供開始されたばかりだが、これからビッグデータと楽天のネットワークを駆使してスピード感を持って開発が進んでいくのではないだろうか。追加情報も期待しておきたい。

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