Amazon FBA海外配送が復活！FBAを使った100以上の国と地域への海外向け販売が可能に

Amazonは、一時停止していた海外向け配送が行えるFBA（フルフィルメントby Amazon）海外発送プログラムを再開した。

自動化されたプラットフォームを利用できる

FBA海外配送プログラムは、FBAを利用してAmazon.co.jpで販売している商品の海外配送を可能にし、出品者の海外販売を支援するAmazon公式のスキームだ。同社では、このプログラムの利用にあたり、出品者において、Amazonでの追加手数料や、通関手続き等の輸出に必要な作業の負担がかからないとしている。海外配送の設定を有効にするだけで、商品を販売する機会を得ることができる。

追加料金や追加手続きが不要

同社資料より（以下、同様）

FBAを利用するメリットとしては、Amazonの配送スキームを活用できるので、梱包など発送の手間がなくなり仕入れに集中でき、在庫を保管する場所を確保する必要が無く、またユーザーにおいても「お急ぎ便」が利用できるなど利便性も高い。またフルフィルメントサービスであるので、年中無休24時間対応で商品を販売できるのは言うまでも無い。

今回の「FBA海外配送プログラム」の再開にあたって、Amazonの既存出品者の追加料金は0円で追加手続きも不要、100を超える国や地域への販売が可能になる。決済についてもAmazonを通じて行うため、代金回収の手間もはぶけ、海外での口座開設や現地法人登録等も必要無い（海外の購入者には、商品代金に加えて海外配送費用や関税などの手数料がかかる）。

設定も簡単

同プログラムの利用手順の概要はこうだ。出品者が海外配送の設定を有効にすると、日本のフルフィルメントセンターに保管されているメディア以外のFBA対象商品のうち、輸出規制品等の対象外商品を除いた商品が自動的に「海外配送対象」としてAmazon.co.jp上に表示される。

海外の購入者が商品を注文すると、Amazonが受注・梱包し、通関手続きを経て購入者の元に発送する。また、配送に関する問い合わせや返品処理等のカスタマーサービスについても、日本語、英語または中国語にてAmazonが対応する仕組みだ。

すでにAmazon上に出品している事業者はもちろん、在庫を有しており、今後の海外展開を目指す事業者にとっては、まさに待ちに待ったサービス再開と言えそうだ。