カマルク社の家具のサブスク(定額)サービスがリニューアル!『subsclife』として新たな価値を提示

ECのミカタ編集部

家具のあり方を再定義する「Furniture 2.0」の実現を目指し、「IoT」と「サブスクリプション(サブスク)」事業をグローバルに展開する KAMARQ HOLDINGS PTE. LTD. の日本法人であるカマルクジャパン株式会社(渋谷区、代表 町野 健、以下カマルクジャパン)は、新しいサービスコンセプト「subsclife」のもと、家具の新しい選択肢を提案すべくサービスのリニューアルを実施した。

家具のサブスクを生活の中に浸透させる

カマルクジャパン株式会社では、気軽に自由に、費用を抑えた引越しができることが、より理想的な空間の実現につながると考え、サービスを展開しているそうだ。その同社が送り出す「subsclife」は、次のような価値の提供を目指すことになる。

◆1.
サブスクリプション型家具の価値を構築

2018年3月に、ニコラ フォルミケッティとPJ Mattan をCreative Duoに迎え、世界の家具メーカーとして、初めて月額制家具のサービスの提供を開始して以来、多くの反響があったという。家具のサブスクリプション型サービスが盛り上がる中、家具のみにとどまらず、部屋・職場の中の生活も含めたサブスクリプションを提案する “subsclife”のコンセプトのもと、サービスをリニューアル。スタイリッシュで旬な家具ブランドの取扱いを開始する。

◆2.
journal standard Furniture、ACME Furnitureの取り扱い開始

手頃な値段やサイズ・カラーバリエーションの豊富な家具など、家具購入の選択肢は増え続けてはいるものの、一般的にデザイン性の高い家具はいまだ高額なものだ。そこで同社では、subsclifeに賛同したデザイン家具メーカーとパートナー契約を締結し、当該ブランド家具の取り扱いを開始する。今のライフスタイルにあった好みの家具を、月々の利用料で必要な期間だけ気軽に利用する新しい形を提案する。

新品の家具を手軽に利用可能に

◆1.
家具は購入するもの、という強い固定概念

「ファッションや飲食の月額制サービスが浸透しつつある中、住まいに関する月額制サービスは一般化に至っていません。その理由として、家具は購入するものという固定概念に加え、レンタル家具の認知が低く、またレンタル家具は中古で、デザイン性に乏しいイメージが強いためと考えられます」

◆2.
結婚・転勤以外に、更新による引越し理由の増加

「引越し理由の主要因であった結婚・転勤に加え、2015年以降『更新』による理由が増加。引越し先の間取りにあわせて家具を都度購入することは大きな手間と費用がかかるため、月額制家具を利用することで、モノを所有せず、より気軽に自由に、費用を抑えた引越しができることが、より理想的な空間の実現につながると考えます」

サブスクとECがもたらす変化

サブスクとECがもたらす変化

カマルク社では、今回のサービスリニューアルの件に際し、「時流を加えたファッションのようなスタイルを提案するjournal standard Furniture」、「アメリカン・ヴィンテージからインスピレーションを得たオリジナル家具提案をするACME Furniture」約150種を月額制(サブスクリプション型)販売での取扱いを開始することも公表している。

すでにECのプラットフォームを活用するなど、さまざまな形でサブスクリプションとそれに関連するサービスが生まれつつある。リユース分野とあわせて、こうした「サブスク」が、私たちの消費の在り方に新たな選択肢を提示し、所有の概念すら変えていくのかも知れない。そしてそれがまさにECがもたらす新しい価値のひとつともなって行くことだろう。同社の今後の展開にもぜひ視線を送りたい。

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