『アドエビス』がオフラインデータにも対応。来店購入や電話注文のCVを加味した分析と評価が可能に

ECのミカタ編集部

株式会社ロックオン(本社:大阪府大阪市北区 代表取締役:岩田 進)は、マーケティングプラットフォーム「アドエビス」において、オンライン上の流入施策が来店購入や電話注文といったオフラインで発生したコンバージョンに与えた影響を分析・評価できる機能を追加し、2019年2月4日(月)より提供を開始した。

顧客接点の多様化やオムニチャネル化が進む

ロックオン社によれば、ECの浸透やデジタルマーケティングの進化により、顧客接点の多様化が進んでいるという。販売チャネルのEC化に加え、Web広告やSNS、メルマガなどオンライン上の顧客接点を活用した販促活動も主流になってきているからだ。

また実店舗にて商品・サービスの提供を行う不動産や美容などの事業者においても来店促進施策のデジタルシフトが進み、オンライン上の販促成果と実店舗の顧客情報を統合した成果判断へのニーズが高まってきてもいる。

さらにSNSで見た服を店舗で試着し、ECサイトで購入するといったオンラインとオフラインをシームレスに行き来する消費行動が普及したことにより、オンライン販売を行う事業者においても、オムニチャネル化に注目が集まっている。

オフラインのデータも統合して成果につなげる

オフラインのデータも統合して成果につなげる

今回のリリースでは、そうした状況を踏まえて、実店舗や電話などオフライン環境で発生したコンバージョンをアドエビスに取り込むことで、オンラインとオフラインデータを統合した広告成果の判断とアトリビューション分析が可能となる。

加えてアドエビスと顧客データを連携することで、施策単位でのライフタイムバリューやリピート率、引き上げ率などの確認もできるようになる。オムニチャネルの実現により、顧客特性に合わせたOne to Oneマーケティングを可能とするとともに、これまで以上に収益性を加味した施策実施と成果判定が可能になるのだ。

アドエビスの新機能で「プロモーションの幅が広がる」

今回のリリースにあたり、株式会社アドウェイズ ビジネスデベロップメントグループ マーケティングディビジョン ヴァイスゼネラルマネージャの中村 真綾氏より次のようなコメントが出されている。

「弊社が広告運用を担当する広告主様より、架電による申し込みもあるため、広告の正確な評価が難しいとご相談をいただくことが多々ありました。リアルCVに関しては、お客様はもちろん、お客様の広告を運用する代理店としても確認したい指標となりますので、管理画面上で閲覧が可能となったことでプロモーションの幅が広がると感じています」

ロックオン社では、今後もアドエビスを通して、オンラインとオフラインを統合したデータ分析基盤の提供を通してオムニチャネル化を支援し、広告配信やCRM施策の分析といったさらなる機能拡充で企業のマーケティング活動における投資効果の最大化に貢献していくとしている。

幅広くかつ手厚いデータ分析を得意としてきたアドエビス。同ソリューションが今回、来店購入や電話注文といったオフラインで発生したコンバージョンを加味した広告評価とアトリビューション分析が可能になった。この事によりECにおいて、オムニチャネル化を進める事業体にとっても、より高精度なマーケティングとプロモーションが行えることになり、一層、成果につながるサイクル構築に寄与することになりそうだ。

 


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