Amazonとecboが業務提携 Amazon商品が受け取れる新サービス『Amazon Hub カウンター』に『ecbo pickup』が対応

ECのミカタ編集部

ecbo株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:工藤 慎一、以下「ecbo」)は、アマゾンジャパン合同会社(本社:東京都目黒区、社長:ジェフ ハヤシダ、以下「Amazon社」)と業務提携しecboの宅配物受け取りサービス「ecbo pickup(エクボピックアップ)」加盟店が、Amazon社の新サービス「Amazon Hub カウンター(アマゾンハブカウンター)」の受け取り場所となることを公表した。

これによりAmazonで購入した商品を受け取ることが可能となる。まずは渋谷エリアを中心に展開をする。

Amazon商品受け取りの新たな選択肢を提供

「ecbo pickup」は、カフェや美容室、カラオケ店、神社など50業種以上ある既存のecbo cloak(エクボクローク)の一部荷物預かり店舗で宅配物の受け取りができるサービスだ。

2017年1月より荷物一時預かりシェアリングサービスecbo cloak(エクボクローク)を運営。現在全国47都道府県1,000以上、50業種以上の店舗・施設の遊休スペースを活用し、事前予約による荷物預かりを実施している。
 
同社は今回の提携により、Amazon利用者にAmazonで購入した商品を受け取れる場所として新たな選択肢を提供することができるようになったとしている。まずは渋谷エリアを中心に本日より順次展開をしていく。

◆ecbo pickup とAmazon Hub カウンターの 取り組み実施概要

[開始期間]
2019年9月18日から順次利用可能に

[利用料金]
Amazon Hubのサービスは全てのユーザーが追加費用なく利用できる(営業日、営業時間、引き受け可能個数は各店舗による)

コストゼロで導入でき集客にも寄与

コストゼロで導入でき集客にも寄与

ecbo pickupとはカフェや美容室、カラオケ店、神社など50業種以上ある既存のecbo cloakの荷物預かり店舗で宅配物の受け取りができるサービスだ。宅配ロッカーを設置することなくecbo cloakと同様にコストゼロで導入できる。

契約店舗は遊休スペースを活用でき、自店への利用者の集客につなげることができる。対象店舗の近隣に住む利用者は、宅配物を確実に受け取ることができ、これまで訪れたことのなかった店舗への来店機会も創出する仕組みだ。

◆ecbo pickupのメリット

1. 導入コストゼロ

宅配ロッカー等と違い、設置・維持コストゼロで短期的に受け取り場所を増やせる

2. 確実に宅配物の受け取り可能

ライフスタイルに合わせて、全国好きな場所・タイミングで受け取ることができる

3. 来店促進

これまで来店機会のなかったお客様の集客につなげることができる

Amazon社と協力してラストワンマイルの課題を解決

Amazon社と協力してラストワンマイルの課題を解決2019年9月18日10:30にアマゾン新目黒オフィスにて実施された「Amazon Hub」記者発表会にて同社代表の工藤氏がAmazon Jeff Hayashida氏、株式会社ファミリーマート 澤田氏、小田急電鉄株式会社 星野氏、富士シティオ株式会社 菊池氏、株式会社りらく 二瓶氏と共に「Amazon Hub」提携企業として列席。

今回の提携に際し、ecbo代表取締役社長 工藤氏より次のようなコメントが出されている。

「ecboは『モノの所有を、自由に。』する世界を目指し、事業を展開しています。その中で『物流』はecboにとって大きなテーマでした。物流業界が抱えるラストワンマイル配送の大きな課題を解決するべく、日本全国47都道府県にあるecbo cloak加盟店で宅配物を受け取ることができる『ecbo pickup』の開発を進めています。この度、Amazon社とのラストワンマイル課題についての思いが重なり業務提携することとなりました。日本最大のECサイトであるAmazonと業務提携ができることを大変嬉しく思います。ecboが日本全国にあるecbo cloak加盟店を宅配物の受け取り店とすることで、ユーザーにとっては新しい荷物受け取りの選択肢に、そして荷物の受け渡しをするecbo cloak加盟店にとっては新しい集客の機会創出につながります。ecboは、Amazon社と協力し、物流のラストワンマイル課題を解決していきます」

これまで宅配場所の指定と選択は既存の宅配事業者のサービス内で行うことができたが、今回、新たにそのチャネルの幅が広がったことになる。特にECプラットフォーマーであるAmazon自身がその整備に乗り出していることは特筆に値するだろう。

「Amazon Hub」に関してはロッカー形式とカウンター受け取り方式の2種類の方式が用意され、Amazonはすでに大手コンビニチェーンや首都圏の大手私鉄などども業務提携を実施しており、今後も全国への展開を予定するなど、今後の動きにはさらに注目が集まりそうだ。


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