Googleがプレイド社へ資金提供 AI技術や機械学習の統合において協業し新たなCXソリューションの創出へ

ECのミカタ編集部

CXプラットフォーム「KARTE」を提供する株式会社プレイド(東京都中央区:代表取締役CEO 倉橋健太、以下「プレイド」)は、国内外の事業拡大へ向け、Googleから資金調達を実施したことを公表した。

クラウド市場の拡大に向けても協業

CXプラットフォーム「KARTE」を提供するプレイド社は、国内外の事業拡大へ向け、Googleから資金調達を実施したことを公表した。それに加え、同社KARTEへのGoogle Cloudの機械学習やAI(人工知能)技術の統合において、両社は協業していく予定となっている。

これにより、今まで以上に高機能で拡張性の高い、安全なクラウドプラットフォームを企業に提供することが可能となり、エンドユーザーにおけるパーソナライズとCX(顧客体験)の向上を実現して行くとしている。なお両社は、日本におけるクラウド市場の拡大に向けても協業していく方針だ。

年間での流通解析額1兆円超の「KARTE」

年間での流通解析額1兆円超の「KARTE」

「KARTE」は、ウェブサイトやアプリを利用する消費者の行動をリアルタイムに解析して一人ひとり可視化し、個々のそれぞれにあわせた自由なコミュニケーションをワンストップで実現するCX(顧客体験)プラットフォームだ。

ECをはじめ、人材や不動産、金融など幅広い業種の事業体が活用。2015年の3月に正式提供を開始して以降、年間の流通解析金額は1兆円を超えている。

スタートアップ・エコシステムへの支援を拡大

今回の公表に際し、両社のキーパーソンンは次のようにコメントしている。

プレイド代表取締役CEO 倉橋健太 氏

「今回のGoogleからの出資をきっかけに、両社がより踏み込んだ多面的且つ戦略的なパートナーシップが始まります。より良いCX/顧客体験の創出と、プロダクトのパフォーマンス強化、そして圧倒的な事業成長に向け、共に取り組めることを楽しみにしております」

Google Cloud インダストリー製品&ソリューション部門 プレジデント タリック・シャウカット氏

「プレイドは、同社の解析サービスを通じ、顧客体験を高める優れた企業向けソリューションを提供されています。私たちは、PLAIDへの投資を通じ、同社の成長の加速に寄与できることを嬉しく思っています。今後も、日本におけるより広範なスタートアップ・エコシステムへの支援を拡大して参ります」

このようにプレイド社の優れたソリューションに対してGoogleから手厚い支援がなされるとともに、両社のシナジーによって「クラウド」「AI」「CX」というEC市場でも注目される分野において、新たなイノベーションがもたらされることに期待したい。


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