ECサイトにショート動画を埋め込んだ結果 新しい表現を体現するFirework

ECのミカタ編集部

チャコールバターコーヒーを始めとした健康食品や、ダイエットに関する情報提供を行う「ミウラタクヤ商店」は、ウェブストーリー プラットフォーム「Firework(ファイヤーワーク)」をウェブサイトに導入した。

「Firework」とは?

Fireworkは、ウェブサイトにInstagramのようなユーザー体験・テクノロジーインフラ・メディアフォーマット・マネタイズ方法を安価に導入できるSaaSプロダクトだ。ウェブサイトのエンゲージメントや滞在時間を高めることで顧客満足度が向上し、サイト内での購入意欲、LTVの向上を含めた収益性を改善し、利益率の高いビジネスモデルの構築に寄与する。

すでに世界中で約700のウェブサイト、30以上のアプリ、7つのモバイル通信会社、5つのウェブブラウザがFireworkを導入し、日本国内においても100以上のウェブサイトが活用している。これらのネットワークにはすでに月間2.5億の訪問数があるという。

導入により高エンゲージメントにつながるECサイトへ

導入により高エンゲージメントにつながるECサイトへ

同社は、導入後約一ヶ月間のFireworkの成果は次のようなものだとしている。

[1]
動画が埋め込まれたページ訪問者の約47%が動画フィードを読み込んでいる(インプレッション)

[2]
動画フィードのインプレッションあたり、約15%が動画を再生している

[3]
動画再生した訪問者の約10%が動画内のURLリンクをクリックしている

ECサイトにおける新しい表現が可能に

三浦卓也氏は公表に際して次のように述べている。

「Fireworkを使うことで『ECサイトにおける新しい表現』が可能になると考えています。従来、インターネット通販はお客様とのコミュニケーションがドライになりがち。また、売り手の顔が見えなかったり、商品の質感を正確に捉えるのが難しいなど不便さもあります。FireworkはそんなECサイトの表現における課題を「60秒以内の動画」という方法で解決できるツールです。人の温かみを伝え、商品の質感を正確に伝えることができます。実際に当店でも導入してから『今日の動画見たよー』とお客様から言われることも増え、思い描いてた『お客様とのコミュニケーション』が実現できていると感じています」

またShopify教育パートナーとしても活動する三浦卓也氏は、自身がコンサルティングする他社のECサイトでも、すでにFireworkの導入を進めているという。健康食品に限らず、食品やアパレル等、今後さまざまなジャンルでの活用も推進していく予定だとしている。これまでのテキスト+画像が主体だったサイトから、ショート動画ストーリーを活用した「喋ってるだけで売れるEC」への変革を目指す同社とそのソリューションは、ECの表現方法に新たな可能性をもたらすことになりそうだ。

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