動画でつくる顧客体験「ショッパーテイメント」の可能性

ECのミカタ編集部 [PR]

動画でつくる顧客体験「ショッパーテイメント」の可能性 (写真左)
Loop Now Technologies株式会社
Director, Sales & Partnership
栁瀬 敦(Atsushi Yanase)

(写真右)
Loop Now Technologies株式会社
Director, Business Development
岩田 塁(Rui Iwata)

従来ECコンテンツは文章や画像のみで変化が乏しかった。こうした現状を打破すべく、Loop Now Technologies Inc.ではEC向け動画配信サービス「Firework」を展開。縦型ショート動画やライブ配信をECサイト上に組み込むことができる。動画を主軸とするエンターテイメントを取り入れた新たなステージのECについて、同社の栁瀬敦氏と岩田塁氏に話を伺った。

SNSで台頭する 縦型ショート動画をECに活用

新型コロナウイルスの感染拡大により、ライフスタイルが大きく変化している。消費者の動向の変化に伴い、ECの市場規模は拡大傾向にある。そうした中で、EC間の競争は激しさを増しており、EC事業者には他サイトとの差別化が求められている。

一方、コンテンツを取り巻く環境においては、「ショート動画」が注目を集めている。スマートフォンが普及したことに比例して、SNSは今や誰もが利用するサービスとなった。そうした中で、スマートフォンの形態に合わせた、縦型動画コンテンツが広く拡散されてきている。さらに最近では、TikTokやYouTubeの「ショート」、Instagramの「リール」などが登場し、コンテンツの主軸は「ショート動画」に移りつつある。

しかしながら、こうした「ショート動画」の多くは、SNSプラットフォーム上でやりとりされており、今までECをはじめとした一般のWeb上ではこの恩恵を受けるようなサービスがなく、導入することができなかった。こうした縦型ショート動画をECサイト上で展開するプラットフォームが「Firework」だ。

Fireworkを組み込めば、ECサイトは簡単に縦型ショート動画を導入できる。テキストや写真などよりも直感的に多くの情報を得られる動画は、目にも留まりやすく理解されやすい。最大60秒のショート動画では、商品紹介やライフスタイル動画などさまざまな内容を展開可能。ユーザーは動画をクリックすることができるので、興味を持った動画から商品ページやキャンペーンページへ飛ぶことができ、そのまま購入することも可能だ。

またFireworkはシンプルな操作で簡単に動画運用を実現できる。動画制作には、専用の編集ツールもあり、あらかじめ撮影した動画をアップロード、Firework上であらかじめ用意したテンプレートなどを使い、レイアウトやテキスト、アニメーションや音楽の追加をはじめ、さまざまな加工を施すことができ、サイトデザインに合わせたものを選択することが可能だ。動画を制作するとコードが自動的に発行され、サイトに埋め込むだけで、サイトへの実装が完了する。

またFireworkにはライブ配信機能も備わっている。Fireworkでのライブ配信では、一般的に普及しているライブコマースツールと同等の機能を持つのはもちろんのこと、購入までのスムーズな導線やCRM連携、1対複数などの配信形式など、購買促進の強みとなる機能が多く備わっているといえる。

ユーザーへの認知から、集客、商品へのエンゲージメントの向上、商品の購買、マネタイズまでフルファネルでカバー。ECにおける全てのプロセスで最適な訴求を実現できるのが大きな強みだ。

次世代ECに求められる ショッパーテイメントとは

<b>次世代ECに求められる ショッパーテイメントとは </b>

「これまでECサイトには、さまざまな効率化や最適化の策が講じられてきました。しかしながら抜本的な顧客体験の改革までには至っていませんでした。Fireworkは縦型動画をECサイト上に組み込むことで、単なる効率化だけにとどまらない、顧客エンゲージメントを高める全く新しい顧客体験の提供を実現することができ、顧客との結び付きを強めることで“ショッパーテイメント”を実現します」(栁瀬氏)

ショッパーテイメントとは、ショッピングとエンターテイメントを掛け合わせた言葉で、ECの顧客体験にエンターテイメント要素を取り入れながら、顧客と双方向の結び付きを高めることで、売上向上につなげることを指す。

「実店舗を持つ事業者の場合、例えば店舗スタッフにライブ配信をしてもらうことで、スタッフにファンが付き、ECと店舗を超えたお客さんとの交流が生まれ、そこから購買につながった、といったケースも出てきています。また食品などの事業者であれば、レシピ動画を公開することで、ECに情報収集に来てもらうといった活用も期待できます。これにより『見ていて楽しい』『なにか新しいものに出会える』といった新たな顧客体験を実現できます」(岩田氏)

従来の簡素なECサイトや、シンプルなWeb接客では実現できなかった、エンターテイメント性の高い顧客体験をつくることで、自社の顧客のエンゲージメントを高めることができ、同時に強固なブランド価値の構築が可能となるのである。

ECは利便性から エンターテイメント重視の時代へ

2021年にスタートしたEC向けサービスだが、すでに世界700社以上が導入している。ECサイトの滞在時間の増加や平均購買単価の上昇など、国内外で効果が現れている。ある事業者では、今まで動きがなかった商品をライブ配信で紹介、商品を活用したライフスタイルを紹介したことで、完売につながったという事例もあるそうだ。

今後、ECの差別化は、そのエンターテイメント性の高さにシフトすると栁瀬氏は語る。
「ECはこれまで、利便性の追求や失敗せずに買い物できる仕組み作りが求められてきました。そうした状況が当たり前となった今、ECの差別化を図るものは、リアル店舗で体験するようなエンターテイメント性の高さになると思います。動画やライブコンテンツを通して、高い顧客エンゲージメントを生み出すことが重要になるでしょう」(栁瀬氏)

スマートフォンや安定したインターネットの普及により、コンテンツの主軸はテキストから動画へとシフトしつつある。ショート動画はエンターテイメント性が高く、ECに取り入れることでユーザーから選ばれる顧客体験を実現することができる。こうしたユーザーのニーズに応える新たなコンテンツの導入が、新たなステージのECへの第一歩となる。

本記事は、2022年3月31日に発行された冊子「ECのミカタ通信vol.23」に収録されています。
EC事業者皆様の、今後の”あるべき姿”を追求するテーマの第一弾として、特に「集客・接客」について多くの取材記事を掲載しています。
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