アクル、「ASUKA 決済CV最適化サービス」提供開始 決済認証成功率を向上
株式会社アクルは2026年7月8日、ECサイトを運営する事業者向けに、新サービス「ASUKA 決済CV最適化サービス」の提供を開始した。
「決済認証成功率」を向上する新機能
「ASUKA」はクレジットカード業界において必須とされる、総合的なセキュリティ対策や売上毀損を防ぐ”進化系” 3DS本人認証など、EC収益最大化に必要なソリューションをワンストップ提供できるサービス。
2025年4月以降に必須化されたEMV3-Dセキュア(以下、EMV3DS)によって、カード加盟店は不正利用によるチャージバック負担が減少した。その反面、決済プロセスにおけるユーザー離脱の増加により、売上毀損が発生するという新たな課題に直面している。
こうした状況に対してアクルは「不正対策を強化しつつ、顧客体験を損なわないための新たな対応が必要です」とコメントしている。
「ASUKA 決済CV最適化サービス」は、独自の決済データ最適化エンジンにより、ECサイトのクレジットカード決済時にユーザーが入力した情報をリアルタイムで自動補正・最適化した上でデータ送信。離脱やエラーをなくすことで、決済認証成功率を向上できる新機能となっている。

※画像元:アクル、ECカード加盟店向けに新サービス「ASUKA 決済CV最適化サービス」を提供開始(株式会社アクル)
決済エラーで離脱する顧客を減らす
「ASUKA 決済CV最適化サービス」の導入メリットについて、アクルは次の内容を挙げている。
◆ 売上の直接的な向上
▷「注文する」ボタンを押した後の決済エラーで離脱する顧客を減らすことで、売上を直接的に向上できる。ECの流通金額が大きい事業者ほど効果は顕著であり、決済コンバージョンレートが1%改善されるだけで売上に大きなインパクトをもたらす。
◆顧客体験・カスタマーサポート負荷の改善
▷EMV3DS必須化後に増加している「フォルスポジティブ(偽陽性)」(正規のユーザーなのに「不正の疑いあり」として落とされてしまう)による離脱は、単なるコンバージョン率の低下にとどまらず、既存顧客との継続的な関係に悪影響を及ぼす。真正ユーザーの決済プロセスが正常に機能することで、顧客の購買体験を取り戻すことができる。
◆マーケティング投資効率の最大化
▷広告費をかけて購入直前まで誘導した新規顧客が決済プロセスで離脱してしまう、という機会損失をなくす。
EC加盟店が売上を最大化できる環境づくりに貢献
ECサイトによっては「注文する」ボタンが押されてから最終的に決済が完了する割合(決済コンバージョンレート)が80%程度にとどまるケースもある。じつに、5人に1人の顧客が、購入意欲を持ったまま離脱しているのが現状である。
セキュリティ対策を強化するほど、消費者にとっての購買体験が阻害されるという構造的な課題がEC業界全体で生じている。
こうした課題に対し、アクルは不正利用対策サービス「ASUKA」の運用で培った、国内外4万5000サイト以上の決済データ分析のノウハウを活かした「決済コンバージョン最適化サービス」の提供を開始するに至った。
同社は「セキュリティ水準を維持しながら決済プロセスの最適化を実現することで、EC加盟店が売上を最大化できる環境づくりに貢献します」とコメントしている。
本サービスはPoC期間を経てリリースとなり、すでに大手ECカード加盟店をはじめ複数の導入実績を持っている。EMV3-Dセキュアの売上毀損をなくし、決済コンバージョン最適化を実現させるサービスとして今後の展開に期待が寄せられる。


