博報堂、AI時代を見据えたエージェンティックコマース領域の統合ソリューションを始動

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ECのミカタ編集部

AIエージェントが購買を代行する時代を見据えたエージェンティックコマース領域の統合ソリューション「Agentic Commerce ONE™」を始動 グループ企業11社と提携企業横断の戦略組織で運営

株式会社博報堂は2026年7月7日、博報堂DYグループ内のコマース領域の専門人材やナレッジをシームレスに統合。戦略策定から実装・運用までをワンストップで支援するソリューションシリーズ「Agentic Commerce ONE™(エージェンティック・コマース・ワン)」の開始を発表した。

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マーケティング運用力を結集した統合ソリューション群

「Agentic Commerce ONE™」は、博報堂DYグループが持つ「生活者発想」の構想力と、高度なAI実装力、マーケティング運用力を結集した統合ソリューション群の総称。

単なるAIソリューションの導入にとどまらず、エージェンティックコマースで変わる買物の未来を見据えた戦略からブランド体験設計、企業のバリューチェーン全体の変革、AI対応型のオペレーティングモデル設計まで、エンドツーエンドで支援するワンストップチームを組成する。

※画像元:AIエージェントが購買を代行する時代を見据えたエージェンティックコマース領域の統合ソリューション「Agentic Commerce ONE™」を始動(株式会社博報堂)

優先的に取り組むべき対応アクションを提示

第一弾として、企業の対応状況を可視化する「エージェンティックコマース診断」の提供を開始した。

本ソリューションでは、企業のエージェンティックコマースの対応状況を「ビジネス視点(ブランド戦略・ガバナンス・運用体制)」と「テクノロジー視点(データ基盤・AI連携・AI Optimization(AIO))」の両面で診断。自社の現在地を明らかにするとともに、エージェンティックコマース時代に勝ち抜くために、今後優先的に取り組むべき対応アクションを提示する。

※画像元:AIエージェントが購買を代行する時代を見据えたエージェンティックコマース領域の統合ソリューション「Agentic Commerce ONE™」を始動(株式会社博報堂)

博報堂は本件について「米国でも実装が始まったばかりで今後、どういった方式が浸透・定着するかはまだ不透明な部分も多いことも事実です。企業は、どのエージェンティックコマースの実装パターン/シナリオに移行しても無駄にならない、“共通項”から着手を進めることが重要です」とコメントしている。

なお、博報堂DYグループおよび業務提携企業では、明日から実践できるエージェンティックコマース対応策として現在、以下のソリューションをリリースしている。

※画像元:AIエージェントが購買を代行する時代を見据えたエージェンティックコマース領域の統合ソリューション「Agentic Commerce ONE™」を始動(株式会社博報堂)

データ設計やブランド体験の再構築が不可欠

生成AIの急速な普及により、生活者の検索・購買行動は「自ら検索し、サイトを巡回する」買物スタイルから、「AIエージェントに要望を伝え、最適な提案・決済を代行してもらう」買物スタイルへと変化しつつある。

2026年1月に米国ニューヨークで開催された世界最大級のリテールカンファレンス「NRF’26 Retail’s Big Show」においても、エージェンティックコマースが大きく取り上げられた。

こうした環境下で企業は「生活者に選ばれる」だけでなく、「AIに正しく理解され、選ばれる」ためのデータ設計やブランド体験の再構築が不可欠となる。

博報堂は「システム実装ではAIエージェントと外部データソース等をシームレスに接続する『MCP(Model Context Protocol)』をはじめ、『UCP(Universal Commerce Protocol)』『ACP(Agentic Commerce Protocol)』『AP2(Agent Payments Protocol)』といったエージェントや各種EC/決済プラットフォームをつなぐ次世代標準プロトコルへの対応が、今後の市場優位性を決定づける要素となってきます」とコメントしている。

「Agentic Commerce ONE™」のソリューションラインナップは今後、順次拡充することが予定されている。企業の次世代コマース戦略をエンドツーエンドで支援する取り組みとして、今後の展開に期待が寄せられる。