トランスコスモス、ジャカルタ中心部に倉庫を新設 顧客企業のアジアでのEC展開支援を強化

ECのミカタ編集部

インドネシアでEC事業を展開するPT. transcosmos Commerce(本社:インドネシア ジャカルタ、代表CEO:長田直人)は、ジャカルタ中心部に倉庫を新設し、アナリティクスの専門組織を立ち上げた。

成長するインドネシア市場でEC事業を強化

トランスコスモス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼COO:奥田昌孝)の子会社で、インドネシアでEC事業を展開するPT. transcosmos Commerce(以下、トランスコスモスコマース)は、ジャカルタ中心部に倉庫を新設し、アナリティクスの専門組織を立ち上げた。同社は、今後さらなる成長が見込まれるインドネシア市場において、EC事業を強化するとしている。

そのトランスコスモスコマースは、配送・物流業務において高品質なサービスを提供しており、Tokopediaにおける1~4月のオンタイムデリバリーレート(期日までの配送割合)は100%を達成したという。その上で、配送・物流業務を強化するため、2021年4月にはジャカルタ中心部に倉庫を新設したのだ。7月にはさらに拡充し、大型製品の取り扱い開始を予定する。

現地5大マーケットプレイスで商品仕入&販売

現地5大マーケットプレイスで商品仕入&販売

トランスコスモスコマースは2018年11月に事業を開始したインドネシア向けのEC企業で、日本をはじめとする世界各国の顧客企業と消費者をつなぐ販売パートナーとしてEC展開を支援している。

またオンラインリテールとして顧客企業の旗艦店を請け負っているのが特徴で、現地5大マーケットプレイス(Shopee、Tokopedia、Bukalapak、Lazada、BliBli)において商品の仕入れ販売を行い、CASIO、SEIKOの時計やVitabioticsの栄養補助食品などの販売実績があり、売上拡大に貢献してきた。

アナリストの専門組織を新設

同社はまた、2021年6月にアナリストの専門組織を新設している。アナリストが作成するマンスリーレポートの品質は顧客企業から高評価を得ており、分析をもとにした施策により顧客企業の売上拡大に大きく貢献しているという。

トランスコスモスのASEAN市場向け事業は、ベトナム・フィリピン・タイ・マレーシア・インドネシアにオペレーション拠点を展開し、現地市場向けにコンタクトセンター、デジタルマーケティング、ECワンストップサービスなどを提供。

EC支援サービスでは、顧客企業の海外進出状況や現地戦略にあわせて現地市場での展開を支援してきた。同社は、今後も変化の激しいEC市場において、各国の市場向けに最適なサービスの提供を行い、顧客企業のブランディングと売上拡大に貢献するとしており、アジアにおける展開が加速することになりそうだ。

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