Appifyモバイルアプリからアイテムを抽選形式で販売することが可能に

ECのミカタ編集部

ノーコードアプリ開発プラットフォームの『Appify(アッピファイ)』を運営する株式会社Appify Technologies(本社:東京都港区 代表取締役:福田 涼介)は、Appifyの拡張機能として、モバイルアプリを使ってShopifyの商品を抽選販売できる『抽選販売』の提供を開始した。

Bot対策に有効

プレミアム感のある人気商品の販売は、転売目的で購入する転売屋に対する不正対策は必須だ。先着順ではBot注文などの不正を排除することができず抽選販売にシフトしつつあるが、近年ではBotを駆使した大量応募ができるためショップオーナーは大量の不正応募に悩まれてきた。

Appifyは、より不正が行いにくいモバイルアプリに抽選機能を導入し、転売目的のBotを駆使した大量応募を防ぐことが出来きるようになったという。ショップオーナーは抽選機能を用いることで転売目的購入を防ぐことができるようになり、新規の購入者から既存のファンまで、より多くの人に商品購入の機会を公平に提供することができ、幅広い顧客に販売することが可能になったとしている。

Shopify登録商品の抽選管理が可能に

Shopify登録商品の抽選管理が可能に

◆抽選販売について

抽選販売は「Appify」の拡張機能の一つで、プレミアムプランを利用するすべてのユーザーが利用することができる。Shopify上に登録されている商品を使って、抽選商品の作成から当選者の決定、当選者への通知、応募者の一元管理が可能になる。

◆Appify Club へ登録する

現在Appifyは多くの企業で公式アプリの提供ソリューションとして利用されておりShopify上からすぐに利用が可能だが、今後公開されるプロダクトも含めた提案やコンサルティングを希望する企業、今後利用を検討する企業はフォームから必要情報を登録することで、準備が整い次第優先的に連絡するとしている。

Shopifyを既に利用頂中の企業をAppifyでは優先するとしているが、これからShopifyを利用する企業も事前申し込みをすることで新機能リリースなどが受け取れるようになる。

※詳細条件等は同社公式サイトを要参照。

プレミアム感を創出

同社は、抽選機能が必要となった背景として次のように述べている。

「今の時代はSNSが生まれ昔に比べて情報が多くなり、さらに他社のブランドや商品も多く生まれていることから自社のブランドや商品が他の情報で埋もれやすくなり消費者に情報を届けることが困難になりました。多くのブランドはブランドや商品にプレミアム(希少)感を作れずにお客様に関心を持ってもらえずに困っています。プレミアム感を作り出すことができれば、消費者に能動的にブランドや商品の情報を受け取りに行く習慣をつくることができます。これを実現する一つの手段が抽選販売です」

同社も述べているように、ECにおいても自社の商品の差別化をはかるのは一筋縄ではいかない。抽選販売が、プレミアム感を演出する上での有効な手段となるが、ネット上での展開ではBotなど不正なプログラムの実行なども後を絶たない。同社の新ソリューションは、不正を防止しながら抽選販売ができる画期的な内容となっており、競合ショップがひしめく中で売り上げ向上を図る事業者のビジネスを加速させることになりそうだ。

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