モバイルアプリ向け動画広告「POKKT」がアドフラウド検知・防止機能を実装、AnyMind GroupとHUMANの提携で

ECのミカタ編集部

AnyMind Group株式会社(代表取締役CEO:十河 宏輔)傘下でモバイル動画広告プラットフォームを提供するPOKKT Mobile Adsは、HUMAN Security, Inc. (旧White Ops)と提携し、POKKTが提供するモバイルアプリ向け動画広告において、HUMANが提供する広告詐欺・広告不正といったアドフラウドへの対策ツール「MediaGuard®」を導入すると発表した。

モバイルアプリ向け広告の不正を未然に防止

「アドフラウド(広告不正)」とは、無効なインプレッションやクリックによって成約件数や効果を不正に水増しすることで、広告主から広告費を奪い取る広告詐欺。近年、アジア太平洋地域や中東地域において高度なボット攻撃が急激に増加し、広告主にとって大きな懸念となっている。

今回の提携により、POKKTのスマートフォンやタブレットなどの、モバイルアプリ向け動画広告を利用している、東南アジア・東アジア・インド・中東地域の広告主は、追加費用不要で、アドフラウドを検知・防止するHUMANのツール「MediaGuard®」を導入した広告を利用できるようになる。

本機能の追加により、モバイルアプリ向け広告の不正を未然に防ぐことができ、高品質でコストパフォーマンスの優れた広告を配信することができるという。

新たな形態の不正トラフィックも防止

HUMANのテクノロジーは、PC・スマホ上のWebサイト、モバイルアプリ、コネクテッドTV(CTV)において、リアルユーザーの習性と類似しているため、検出が難しいと言われている不正トラフィック「SITV」(pre-bidとpost-bidを含む)の検知や軽減に優れた技術であるとして、「Media Rating Council (MRC)」から認定を受けている。

ブランド広告主や広告代理店は、SITVのフィルタリングを通じて安全なプラットフォームであるPOKKTのサービスを利用できる。今回の提携により、バックグラウンド広告、Hidden Ads(隠し広告)、モバイルアプリ向けの不正表示・なりすまし、計測操作など、昨今新たに登場し始めている形態のSIVTも防げるという。

インド発の動画広告プラットフォーム「POKKT」

POKKT Mobile Ads(POKKT)は、2012年にローンチされたインド発の動画広告プラットフォーム。東南アジア、インド、中東を中心としたアジア圏で1,000を超えるモバイルゲーム(スマートフォン・タブレット向け)およびアプリ事業者と連携しており、自社プラットフォームを通じたモバイルアプリ向け動画広告やリッチメディア広告を提供している。

2020年3月にAnyMind Groupに買収され、同社の傘下となった。同社では今後も、HUMANのようなパートナー企業と連携しながら、POKKT のノウハウやリソースを活用した事業展開を深化させていくことになりそうだ。

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