物流チェーン『Zen express Standard』が配送対象国を拡大

ゼンマーケット株式会社（大阪市西区）は、独自で構築した物流ロジスティクス「Zen Express Standard」の配送実績を公表した。

さらに多数の配送国を追加へ

海外向け購入代行サービス等を行っているゼンマーケットは、独自で構築した物流ロジスティクス「Zen Express Standard」の配送実績を公表した。同社によれば、好評により、さらに多数の配送国の追加を実施するという。

すでに配送が始まっているイタリア・オーストラリアだけでなく、2021年12月22日よりスイス・メキシコ・チリ・ペルー・コロンビアも対象地域に追加し、サービスをスタートさせるという。

15ヶ国語に対応

ゼンマーケットは、海外向け購入代行サービス「ZenMarket」、海外向けサブスクリプションパック（定期購入サービス）「ZenPop」、海外越境ECモール「Zenplus」を運営している。現在、会員数は約140万人を超え、これまで世界150ヵ国へ発送を行ってきた。

世界の多くの人々に快適にサービスを利用してもらいたいという思いから年々対応言語を増やし、今年の対応は新たに5言語目だ。現在、英語・ロシア語・フランス語・スペイン語・ウクライナ語・中国語（簡体字/繫体字）・マレーシア語・ベトナム語・アラビア語・ドイツ語・インドネシア語・タイ語・イタリア語・日本語の15ヶ国語に対応している。

これからもサービス品質の向上に取り組む

同社は2021年10月よりゼンマーケット独自構築による物流ロジスティクス「Zen express Standard」のサービスを開始し、米国・ロシアを中心に各発送対象国へ順調に配送を実施している。特に38.7％のロシアはコロナ禍のため輸送の制限が続いている状況のため、月間流通額が1億円近いゼンマーケットロシア語バージョンの下支えとなったそうだ。

前述したスペイン語を公用語としている南米諸国はスペイン語バージョンの売上の多くを占めており、新たな配送方法の提供でさらに業績が伸びる見込みだとしている。将来はゼンマーケットサービスでの配送利用に限定せず、海外配送を希望する事業者が物流サービスのみ利用できる環境を目指し、サービス品質向上に取り組んでいくとしており、これからの展開からも目が離せそうにない。