ブランディアがShopeeマレーシアでの販売開始 日本の高品質な中古品を供給

ECのミカタ編集部

株式会社デファクトスタンダード(本社:東京都大田区、代表取締役社長:仙頭健一、以下「デファクトスタンダード」または同社)は、「Shopee」のマレーシアでの販売を開始した。

国内での買取額向上にも期待

BEENOS株式会社(東証一部 3328)の連結子会社で、日本最大級のリコマースサービス「ブランディア」を運営するデファクトスタンダードは、東南アジア最大級のマーケットプレイス「Shopee」のマレーシアでの販売を開始した。

既存のタイ・台湾エリアに続き、アジア圏の中古ブランド品需要の増加に対し、質の高い日本発の中古ブランド品を供給し、グローバルな物の循環に貢献するとともに、国内顧客の買取額向上へと還元していくことを目指すとしている。

リコマースにおけるオンラインマーケットを拡大

リコマースにおけるオンラインマーケットを拡大

株式会社デファクトスタンダードが運営するブランド品宅配買取サービス「Brandear(ブランディア)」は、不要になったブランド品を「ダンボールに詰めて送るだけ」で査定・買取を行うサービスだ。

インターネットから申し込むと届けられる宅配キットに品物を詰めて送るだけの手軽さ、買取対象が約7,000ブランドという幅広さ、査定結果に納得がいかない場合には無償で品物を返却する点などが支持され、これまでに述べ300万人以上が利用し、リコマースにおけるオンラインマーケットを拡大してきた。

また店頭で買取を行う専門店「ブランディア」、リモート査定「ブランディア Bell」など買取の間口を広げ、オンライン、オフライン双方の利点を活かしつつ、国内だけでなくグローバルリコマースにおけるマーケットを積極的に開拓している。

アジア圏における中古ブランド品需要の獲得を目指す

ブランディアは、海外販売比率50%を2025年までの中期目標として海外展開を強化してきた。2020年8月より東南アジア5か国で6億人以上の利用者を誇るマーケットプレイスである「Shopee」のタイ・台湾エリアで販売を開始している。台湾エリアでは、Shopee台湾の2021年10月~12月期の中古ブランド品バッグ部門では売上の新記録を達成した。

今回、販売エリアを拡大するマレーシアは、日本の古着の輸出先の主要国でもある。2021年は輸出量で1位となり、日本発のユーズドアイテムに親和性のある地域だと言える。台湾エリアにおけるブランドバッグカテゴリの売上の新記録達成は、中古ブランド品の需要が伸びている台湾・東南アジアのニーズを的確につかみ、質の高い商品を多く供給してきたことや、細やかなお客様対応などがけん引力となったようだ。

Shopeeマレーシアにおいても、越境EC流通においてトップクラスのBEENOSグループのシナジーを活用するとともに、タイ・台湾エリアで培った顧客対応や、ブランディアの仕入れ力、各国のtoC向けマーケットプレイスに出店することで集約されたグローバルデータによってアジアの消費者が求める商品を供給し、アジア圏における中古ブランド品需要の獲得を目指すとしている。

これらの施策によって、高需要地域での販売拡大により、日本の顧客への買取価格への反映を企図するとしており、積極的な海外展開における同社のさらなる成長に期待したい。

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