楽天ラクマ、「ラクマ公式ショップ」で52ブランドのアウトレット・セール品を購入できるサービスを開始

ECのミカタ編集部

楽天グループ株式会社は、運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」において、日本を代表するアパレル事業者11社と連携し、52ブランドのアウトレット品やセール品を販売する「ラクマ公式ショップ ブランド公式(アウトレット・SALE)」を2022年5月11日より提供開始したと発表した。

「楽天ラクマ」でアウトレット品・セール品を公式販売

「ラクマ公式ショップ ブランド公式(アウトレット・SALE)」は、アパレルブランドの事業者が「楽天ラクマ」へ公式に出店し、アウトレット品・セール品を販売することができるサービス。

楽天は、一次流通の在庫の循環を促進させる役割としてアパレル事業者と連携し、生産された商品をくまなくユーザーに届けることを目的に、同社が運営するファッション通販サイト「Rakuten Fashion」の出店ブランドの商品を、本年4月から提供開始した国内のリユース業者や並行輸入業者が出店する「ラクマ公式ショップ」の新セクションの中で、多数取り扱う。

「楽天ラクマ」ユーザーは、商品を検索した際に、個人ユーザーが出品する商品と、リユース事業者が出品される商品などに加え、本サービスにより一次流通のアウトレット・セール商品も閲覧することが可能となり、より幅広い商品群からお得に買い物を楽しめるようになる。

フリマアプリがブランドとユーザーをつなぐ架け橋に

株式会社アパレルウェブが2020年7月に「楽天ラクマ」ユーザーを対象に実施した「ファッション二次流通(フリマアプリ)に対する意識調査」において、「フリマアプリで初めて知ったブランドがあるか」と尋ねたところ、「ある」と回答した人が約半数(47.5%)にのぼった。

この調査結果により、フリマアプリが、ブランドとユーザーをつなぐプラットフォームとしての役割を担っていることが明らかとなった。そこで楽天は、「楽天ラクマ」の取り組みを通じて、ブランドとユーザーの新たな架け橋となるべく、本サービスの開始を決定したという。

「楽天ラクマ」で存在感を増す「ラクマ公式ショップ」

「楽天ラクマ」は、個人ユーザーが売買できる従来の機能に加えて、事業者が出店できる「ラクマ公式ショップ」を展開している。アパレル事業者が出店できる「ラクマ公式ショップ ブランド公式(アウトレット・SALE)」と、リユース事業者が出店できる「ラクマ公式ショップ リユース」、国内の並行輸入事業者が出店できる「ラクマ公式ショップ 海外輸入」があり、事業者による出品商品ページには「公式マーク」が表示される。

楽天は「個人や事業者が参加する取引を通じて、循環型社会の実現に貢献するとともに、ユーザーに利便性や付加価値の高いサービスを提供すべく、『楽天ラクマ』の新たなECプラットフォームの構築に努める」としており、「Rakuten Fashion」で培ったアパレルブランドとのパイプを武器に王者メルカリに対抗できるか、今後に注目だ。

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