Buyee Connect、より詳細な購入データ分析が可能に

ECのミカタ編集部

「Buyee」を運営するtenso株式会社(以下「tenso」または「同社」)は、「越境ECの購買データを見える化する「ダッシュボード」において海外マーケティングレポートへ新項目を追加した。

「海外マーケティングレポート」に新項目を追加

BEENOS株式会社(東証プライム:3328)の連結子会社で、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を運営するtensoは、「Buyee」およびタグ設置のみで海外販売可能な「Buyee Connect」の越境ECの購買データを見える化する「ダッシュボード」において、2023年1月より海外マーケティングレポートに新項目を追加した。

同社によれば、今回のアップデートにより、購入された商品の商品番号、バリエーション(カラー、サイズ、その他)、またモール型サイトの場合は対象商品を販売するストア名、のデータが新たに抽出できるようになり、より詳細な購入データ分析が可能となるとしている。

さらに「発行済クーポンの利用有無の確認によるクーポン施策の効果検証」や「広告運用などプロモーション時の検証用にBuyeeが発行したパラメータ経由の購入だったか」の確認が可能となるという。これにより、海外購買データの詳細な分析からプロモーション、その効果検証まで一気通貫でダッシュボード上にて行えるようになるとのことだ。

海外マーケティングレポートの新項目

海外マーケティングレポートの新項目

◆購買商品情報の詳細

海外で購入される商品傾向をより分析しやすくするための項目
└ストア名
└商品番号
└バリエーション(カラー)
└バリエーション(サイズ)
└バリエーション(その他)

◆クーポンの利用有無

発行したクーポンの効果検証をするための項目
└クーポン利用有無

◆パラメータ経由の購入有無

Buyeeが該当ストアに対して発行したパラメータ経由の購入であったか検証をするための項目
∟パラメータ経由有無

施策の精度を上げられる

BEENOSグループでは、ECサイトの越境化にとどまらず、海外向けプロモーション設計やKOL活用、海外向け広告/SNS運用、現地イベント開催など、越境EC導入後の流通の伸長をマーケティングやプロモーションでも支援してきた。その一環として、2022年4月より越境ECの購買データを見える化する「ダッシュボード」の提供を開始し、10月に「クーポン発行機能」を追加。日本企業の海外マーケティングにおける活用が広がっている。

さらに海外マーケティング・プロモーションに積極的な導入企業からは、より詳細な分析のため商品番号や、カラー等の詳細バリエーションのデータ抽出の要望が寄せられていたという。こうした企業の要望に応え、今回、ダッシュボードに新項目を追加しアップデートを行ったのだ。

同社はこれにより、プロモーション施策の効果測定や、売れている商品の傾向分析による、注力商品の選定や、顧客のターゲティングなど、各種分析、施策の精度を上げられるようになるとしており、海外購入傾向の詳細データ分析、発行クーポンの効果検証などを通したECショップの売上向上に貢献することになりそうだ。

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