ecforceがApple Payの継続課金に対応

ECのミカタ編集部

「ecforce」を提供する株式会社SUPER STUDIO(東京都目黒区、代表取締役:林紘祐、以下「SUPER STUDIO」または「同社」)とSBペイメントサービス株式会社(東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO 榛葉淳、以下「SBPS」)は、ecforceを導入する事業者向けにApple Payを新たな決済手段として提供することを公表した。

SaaS型ECプラットフォームで初

D2C支援事業やECプラットフォーム「ecforce」(イーシー・フォース)を提供するSUPER STUDIOとソフトバンク株式会社の子会社であるSBPSは、これまでecforceを導入するEC/D2Cメーカーに向け、SBPSのオンライン決済サービスを連携し複数の決済手段を提供してきた。

同社は新たに2023年3月1日よりApple Payを決済手段として提供することを公表した。Apple Pay は定期購入に最適な継続課金に対応しており、SaaS型ECプラットフォームでApple Payの継続課金を利用できるようになるのは今回が初めてだとしている。

Apple PayとSBPSの決済サービスについて

MastercardやJCB、American Expressのクレジットカードを利用するユーザーは、アプリケーションやオンラインショッピングの支払いでApple Payを利用できる。Apple Pay は、FaceID/TouchIDの生体認証でシームレスに支払いが完了し、配送先や連絡先、クレジットカード番号などを入力する必要がない。定期購入などの継続的な支払いにも対応している。

またSBPSは、決済代行会社として事業者向けにオンラインショップで利用できる40種類以上のブランドの決済手段を提供している。Visa、Mastercard、UnionPay(銀聯)の国際的なクレジットカードブランドのライセンスを保有しており、決済代行にとどまらず、アクワイアラの立場として加盟店審査や管理業務、決済サービス・不正検知サービスの提供までワンストップで行っている。

「カゴ落ち」を防止して購入継続率を向上

公表に際して同社では次のように述べている。

「EC/D2C事業において定期購入のビジネスを展開するメーカーは、これまでクレジットカードや後払いなどの決済手段を拡充してきました。しかし、ユーザーが初回購入時にクレジットカード情報を登録する際に起こりがちな『カゴ落ち』の懸念や、後払い決済の未払いによる与信落ちの増加、クレジットカードの有効期限切れで支払い不可となり定期購入の継続率が低下するなど、さまざまな課題がありました。

このような背景や決済手段の拡充を図るEC事業者からのニーズもあり、この度ecforceでEC/D2CメーカーがApple Payを決済手段として導入できるようになりました。Apple Payは継続課金に対応しており生体認証により支払い情報を入力することなく決済が完了するため、ユーザーの『カゴ落ち』を防止し、購入率や継続率の向上に貢献します。SUPER STUDIOとSBPSは、今後もEC/D2Cメーカーに向け、利便性の高いサービスを提供してまいります」

同社も述べているように、そもそも多様な決済手段を用意することは、それだけでEC購入における「カゴ落ち」の防止につながる。今回、ECプラットフォーム「ecforce」がApple製品をはじめとしたデジタルデバイスに対応し、モバイル向けサービスとも親和性の高いApple Payの継続課金が利用可能になったことで、利便性の向上と決済時の安全性や購入継続率向上に寄与することになり、プラットフォームとしての価値をさらに高めることになりそうだ。

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