RecustomerとLOGILESSが連携強化 楽天市場やYahoo!ショッピングなどの返品作業も自動化

ECのミカタ編集部

「Recustomer 返品・キャンセル」、LOGILESSとの連携強化によりECモールの返品・交換作業の自動化が可能に

購入体験プラットフォーム「Recustomer」を運営するRecustomer株式会社(本社:東京都千代田区)は、株式会社ロジレス(所在地:東京都品川区)が提供するEC自動出荷システム「LOGILESS」との連携を強化した。

自社EC外の返品、交換作業が自動化

Recustomerは、ECカート連携型ワンクリック決済、EC事業者の返品・交換・注文キャンセル業務を自動化、注文追跡が可能といった、購入体験プラットフォームである。

一方、LOGILESSはネットショップのオペレーション効率化に欠かせない、OMS(受注管理システム)とWMS(倉庫管理システム)の一体型システムである。

これまで、カートシステムとRecustomerの連携によって返品・交換の自動化が可能であった。

しかし、カートシステムとの連携では返品・交換自動化の対象が、自社ECの受注のみに限られてしまうという課題を持っていた。

今回の連携強化によって、LOGILESS上にある受注伝票や商品データを参照して返品・交換の自動化が可能となる。これによって、自社ECに加えて楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECモールの返品・交換作業の自動化が実現することとなった。

◆サービス図解

スムーズな返品体験は売上向上にも繋がる

本連携の具体的な内容は、以下の通りとなっている。

◆スムーズな返品・交換体験による、顧客満足度の向上

購入者は注文番号といくつかの質問に答えるだけで、簡単に返品・交換申請が可能。また、返品ポリシーに沿う申請は自動で承認され、簡単な操作で集荷を手配できる。

◆返品・交換作業受付自動化による、問い合わせ対応時間の削減

Recustomerによって、返品申請の受付〜返品承認・拒否の判断〜交換商品在庫確保・伝票発行まで自動化。結果的として、問い合わせ対応の時間を大幅に削減できる。

◆返品データ分析による、返品率の改善

Recustomerの「返品データ分析機能」によって返品率、SKU毎の返品・交換理由、返金と交換の割合などを計測・可視化。本機能を利用することで、ECサイトや返品率の改善、生産計画マーケティング施策、商品企画に活用可能となる。

過去に実施した【返品・交換に対する消費者の意識調査】では、9割以上の消費者が「返品体験にストレスがなければ再度同じECサイトで買い物をしたい」と回答している。そのため、スムーズな返品体験の提供は店舗全体の売上向上にも繋がると考えられる。業務効率と売上を同時に向上させる施策として、「Recustomer 返品・キャンセル」は今後も注目を集めそうだ。


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