ANA出資のACDがロジウィルと連携、中国向け越境ECの新ソリューションを提供

株式会社ACD（代表取締役：古居弘道、本社：東京都港区、以下「ACD」または「同社」）は、同社の「WeSearch」のサービス拡充を目指し、ロジウィルグローバルサプライ株式会社（代表取締役：山口聖治、本社：神奈川県川崎市、以下「ロジウィル」）の提供する「WeLogi」とのシステム連携を行い、新たなBtoC直送物流サービスの提供を開始した。

中国13億人へ直接アプローチできる「WeSearch」

ANAホールディングスが出資し、中国市場開拓支援サービスを提供するACDは、サブスク型WeChatミニプログラム開発プラットフォーム「WeSearch」のさらなるサービス拡充を目指し、ロジウィルの提供する中国向け越境ECサービス「WeLogi」とのシステム連携を行い、新たなBtoC直送物流サービスの提供を開始した。

情報検閲・規制がある中国では、日本からのSNSやWEBサイト情報を自由に閲覧することはできない。こうした環境下において、中国13億人へ直接アプローチするためにACDが提供しているのがサブスク型ミニプログラム構築プラットフォーム「WeSearch」だ。

ミニプログラムの開発・運用を、SaaS型・月額定額制で、かつ日本語の管理画面を利用できる日本初(同社調べ)のサービスとなっている。「WeChat（ウィーチャット：中国大手IT企業であるテンセントが運営するSNS）」の中で、情報発信・拡散から決済・配送までの一元管理が可能となる。「WeSearch」は、すでに多くの日本企業・自治体が利用している。

越境ECでの販売から配送までをスムーズに

今回、ACDの提供するサブスク型WeChatミニプログラム開発プラットフォーム「WeSearch」とロジウィルの提供する中国向け越境ECサービス「WeLogi」が連携することで、販売から購入者までの配送を同一システムの中でスムーズに進めることができるようになるという。越境ECを進めるクライアント企業の作業リソースの削減をはじめ、海外物流の懸念となる物流トラブルに対応できる環境を提供するとのことだ。

ACDでは、これまでも中国の税制度に対応し、事前税関登録を行うBtoC直送物流「EKKYO.NET」を提供してきたが、「WeLogi」と併用することでワンストップかつ、より確実で安全な物流スキームの構築が可能になるとしている。EC先進国であり、購買意欲旺盛かつ巨大な消費人口を抱える中国。越境ECの観点からも魅力的な市場であるが、一方で、同国特有の政治制度や社会システム、法規等もあり、それに即した形でビジネスを展開する必要もある。

今回、ANAが出資し、中国市場開拓支援サービスを提供するACDのサブスク型WeChatミニプログラム開発プラットフォーム「WeSearch」がロジウィルの提中国向け越境ECサービス「WeLogi」とのシステム連携を行い、新たなBtoC直送物流サービスの提供を開始したことで、よりスムーズな対中国越境EC展開が進むことになりそうだ。