株式会社STOCKCREW（以下：STOCKCREW）は、千葉県八千代市のプロロジスパーク八千代1内に約11400㎡の倉庫「Chiba Dock」を開設した。

月間100万件以上の出荷を可能にする

STOCKCREWの物流サービスは、個人事業主から法人までEC事業者の規模に左右されない一律の料金体系で提供。ロボットの活用によるオペレーションの標準化や受発注システムによる注文情報の自動連携など、高品質かつ低価格な物流サービスを実現してきた。

すでに500社以上の顧客が利用しており、今後の拡大体制を整えるため、約11400㎡の新倉庫である「Chiba Dock」の開設に至った。

「Chiba Dock」では、月間100万件以上の出荷を可能にするため、100台のロボット導入を予定。さらにオペレーションの標準化を進め、より多くの顧客に安心して利用してもらえる倉庫体制の構築を目指すとしている。

競争力の高い価格改定も予定

STOCKCREWは今後の取組について、以下のようにコメントしている。

「今後STOCKCREWではこのChiba Dockをメインにサービス強化を進めていきます。具体的には、不動産所有・管理会社のプロロジス社と業務提携を行い倉庫スペースの基盤を整えます。また大手配送会社との協業による配送基盤の強化も予定しており、これらの強化施策をもとに、より競争力の高い価格改定も予定しています」。

EC市場は毎年成長基調にあり、2022年も昨年比5.37％（市場規模約14兆円）で成長を続けている。スマホ1台で簡単にネットショップを開設でき、誰でも販売が可能になったことも成長要因の1つと考えられるだろう。

発送業務のアウトソース需要が高まる一方、物流業界ではEC事業に特化したサービスは少なく、ニーズに追い付いていない状態だ。ECサイトの発送に特化した「Chiba Dock」によって、今後の物流体制の強化が期待される。