大阪府守口市がクラウドを活用した中学校給食を提供

食育推進と給食の効率化

大阪府守口市では、昭和53年より全中学校に食堂が設置されていた。しかし現在では食堂営業は4校、弁当及びパン販売が5校となっている。このような経緯を経て守口市教育委員会では、食育の推進と栄養管理の徹底を図るため、デリバリー給食(弁当外注)と家庭からの弁当等とを選択できる選択制での学校給食を2014年1月20日より開始する。

実施にあたり、デリバリー給食の予約及び給食費の徴収を「スクールランチシステム」(株式会社ニッセイコムが提供)を活用する。併せて既存の食堂を改修・整備し、快適な食事環境を整える。

新しい学校給食の仕組み

株式会社ニッセイコムの給食予約システム「スクールランチシステム」とは、予約から給食費徴収までを管理できるクラウドサービスである。給食の予約はホームページから好きな献立を選択するだけで行えるインターネット方式と、マークシートに記入して予約する方法がある。

給食費の支払いはコンビニ決済を採用している。そのため生徒が現金を持ち歩く必要がなく、現金回収時に見受けられる無用なトラブルや金額間違い等を防ぐことができる。また、金融機関へ支払いに行く時間が自由に取りづらい共働きの家庭でも安心して利用できる。プリペイド(前払い)方式のため、入金した分だけ給食を予約。残高はインターネットで確認することができる。

献立の内容はもちろん、栄養価やアレルゲンの情報も掲載しているので、給食の安全・安心も実現可能だ。