越境EC「参入前の不安」ほぼ現実にならず ショッピージャパン調査
ショッピージャパン株式会社は2026年4月7日、越境EC参入企業の「その後」に関する実態調査の結果を発表した。
調査概要
◆調査名:越境EC参入企業の「その後」に関する実態調査
◆調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
◆調査期間:2026年3月18日〜3月19日
◆有効回答数:越境ECを開始してから3年以内の日本人EC担当者・経営者111名
◆出典:越境EC参入企業の「その後」に関する実態調査(ショッピージャパン株式会社、shopee)
9割以上が「参入前に不安や懸念」を感じていた
「あなたは、越境ECを始める前に、参入への不安や懸念を感じていましたか」(n=111)と質問したところ、「かなり感じていた」が40.5%、「やや感じていた」が56.8%という結果に。9割以上が不安を感じていたことが、明らかとなった。

「越境ECを始める前に感じていた不安・懸念を教えてください(複数回答)」(n=108)と質問したところ「物流コストや配送の複雑さが心配だったこと」が61.1%、が最多となった。次いで「現地の法規制・関税への対応が難しそうだったこと」が43.5%、「本当に売れるかどうかわからなかったこと」が38.9%と続いた。

半数以上が「不安は大きな問題でなかった」
「あなたが越境ECを始める前に抱いていた不安は、実際に越境ECを開始してから現実のものになりましたか」(n=108)と質問。「ほとんど現実にならなかった」が19.4%、「一部は現実になったが、思ったより大きな問題ではなかった」が53.7%という結果になった。

「あなたは、越境ECを始めてから「想定外に良かったこと」はありましたか」(n=111)と質問したところ、「あった」が91.0%と大多数を占めた。

国内では「売れにくい商品」が海外で売れる
「越境ECを始めて『想定外に良かったこと』を教えてください(複数回答)」(n=101)と質問したところ、「国内では売れにくい商品が海外で売れたこと」が61.4%でトップに挙がった。
続いて、「リピーターや固定客が想定より早くついたこと」が45.5%、「口コミや評判が広がり、集客コストを抑えられたこと」が36.6%と上位に並んだ。

本調査結果について、ショッピージャパンは次のようにコメントしている。
「越境ECへの参入は『始める前の不安』が実態以上に大きく、実際に始めた後は想定より順調に推移するケースが多いことが示されました。(中略)越境ECを検討する企業にとっては、過度な不安に囚われず、物流・法規制面のサポート体制を整えたうえで参入に踏み出すことが求められるでしょう」
越境ECは「始める前の不安」と「始めた後の実態」にギャップがあることが明らかとなった。越境ECにおける参入ハードルと、参入後の実態を可視化した本調査。事業戦略を検討するうえで、ぜひ参考にしたい。


