2025年度「越境消費者相談」9127件、過去最高件数 国民生活センター調査

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ECのミカタ編集部

2025年度越境消費者相談の状況-越境消費者センター(CCJ)より-

独立行政法人国民生活センターは2026年8月5日、国民生活センター越境消費者センター(CCJ)に寄せられた越境消費者取引に関する相談情報をまとめた、「2025年度越境消費者相談の状況」を発表した。

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相談件数は9127件と過去最多に

2025年度にCCJに寄せられた相談件数は9127件にのぼり、開設以降、最も多くなった。2024年度の6005件と比較して、約1.5倍となっている。

内容としては、サブスクの解約や電子渡航認証の申請代行サイト、商品が届かない・粗悪品が届いたといった通販サイトに関するトラブル。そのほか、航空券、ホテル・宿泊など、さまざまな相談が寄せられている。

◆年度別相談件数

※画像元:2025年度越境消費者相談の状況-越境消費者センター(CCJ)より-(独立行政法人国民生活センター)

全体の98.6%を「電子商取引」が占める

取引類型では、オンラインショッピング等の「電子商取引」が全体の98.6%を占めている。

海外での「現地購入」に関する相談は、2025年度に1.3%(119件)となっており、現地の飲食店やタクシー、レンタカーに関する相談が寄せられた。

◆取引類型別相談件数と割合

※画像元:2025年度越境消費者相談の状況-越境消費者センター(CCJ)より-(独立行政法人国民生活センター)

トラブル類型では「解約」が最も多く、相談全体の53.0%を占めている。

サブスク解約に関する相談が多く、「意図しないサブスクを契約してしまった。解約したい」「解約方法がわからない」といった相談が寄せられていた。

次いで「詐欺疑い」が多く、商品を購入したが届かないといった悪質通販サイトに関する相談や、FXや暗号資産が関連した詐欺的な投資話などの相談が寄せられている。

◆トラブル類型別相談件数と割合

※画像元:2025年度越境消費者相談の状況-越境消費者センター(CCJ)より-(独立行政法人国民生活センター)

詐欺サイトに関する相談も複数寄せられる

商品・サービス類型では、2024年度に引き続き、「役務・サービス」が全体の55.0%と半数以上を占めた。

SNSをきっかけとした占いサイト、性格診断サイト、IQ診断サイト、フィットネスアプリや、位置情報検索サービスなどのサブスクの解約トラブル、電子渡航認証の申請代行に関する相談など、さまざまな相談が寄せられている。

衣類、趣味用品といった相談の中には商品が届かず連絡が取れない等の悪質通販サイトに関する相談も寄せられ、CCJでは2024年6月から悪質通販サイト情報を当センターのウェブサイト上で公開している。

「食品・日用品」では、2024年度と比較して増加し、3.8%(348件)となった。米の価格高騰に便乗した詐欺サイトに関する相談も複数寄せられている。

◆商品・サービス類型別相談件数と割合(一部抜粋)

※画像元:2025年度越境消費者相談の状況-越境消費者センター(CCJ)より-(独立行政法人国民生活センター)

越境EC市場の発展に伴い、相談件数も過去最高件数となった。EC事業者にはこうした事実を把握し、健全な市場構築へ向けた取り組みが求められるだろう。