EC実務担当者「システム対応が原因で販促を延期・断念」7割以上が経験 メルカート調査
株式会社メルカートは2026年10月13日、EC運用の実務に関する第1弾調査の結果を発表した。
調査概要
◆調査1:EC事業の実務担当者を対象とした調査
▷調査名:EC事業実務担当者に関する調査
▷調査方法:インターネットアンケート
▷調査対象:EC事業の実務担当者(EC運営業務を勤務時間の3割以上担当している人)
▷有効回答数:400名
▷調査時期:2026年9月14日〜9月16日
▷調査名:ECシステムリプレイス関与者に関する調査
▷調査方法:インターネットアンケート
▷調査対象:過去3年以内に勤務先でECシステムのリプレイス(別のシステムへの乗り換え)を実施し、当時から在籍しているEC運営担当者(勤務先の自社ECサイトの運営業務に携わっている人)
▷有効回答数:200名
▷調査時期:2026年9月7日〜9月9日 ◆出典:メルカート EC運用の実務調査(株式会社メルカート)
約3割が「サイトの軽微な修正・変更」を社内で完結
EC事業の実務担当者(n=400)に「サイトの軽微な修正・変更(バナー差し替え、文言修正など)を、社内だけで完結できますか」と質問。「ほぼすべて社内で完結できる」は32.5%だった。
「半分程度は社内で完結できる」は53.0%、「ほとんど外部に依頼している」は12.0%で、合わせて65.0%が、軽微な修正でも外部に頼る場面があると回答している。

続いて、外部に依頼した場合、依頼から反映までにどのくらいかかるかを質問(n=390)。「2週間以内」(32.8%)と「1カ月以上」(5.1%)を合わせた37.9%が、反映までに1週間を超えると回答した。
「3日以内」は14.4%、「1週間以内」は41.8%となっている。

9割以上が更新・改修の後に作業が発生
更新・改修の後、自分に発生する作業をたずねたところ(n=400)、いずれかの作業が発生する人は92.0%にのぼった。「追加で費用の見積もり・承認手続きが発生する」は全体の34.5%を占めた。

「費用の見積もり・承認手続き」の割合を、日々の修正を社内で完結できる範囲別に集計。「ほぼすべて社内で完結できる」層(n=130)の27.7%に対し、「半分程度は社内で完結できる」層(n=212)は34.9%、「ほとんど外部に依頼している」層(n=48)は56.3%となった。
この結果についてメルカートは「日々の修正を外部に頼る割合が高い層ほど、システムの更新・改修の場面でも、費用の手続きが発生しやすい傾向が見られます」とコメントしている。

システム対応によって販促を延期・断念
「システムの対応に時間を取られたことが原因で、販促施策を延期・断念した経験はありますか」と質問(n=400)。「よくある」が22.0%、「時々ある」が56.3%で、合わせて78.3%が経験ありと回答した。

本調査結果を受けて、メルカートは次のようにコメントしている。
「生成AIの広がりで、文章や画像の案そのものは短い時間で用意できるようになりました。一方で本調査からは、作ったものをサイトに反映するまでの段階に、待ち時間や手続きが残っていることが見えてきます」
適切なタイミングで販促をスピーディに行えるシステム構築の重要性が見受けられる。自社の体制について見直す際の参考にしてほしい。


