代金未回収リスクゼロ!BASEが後払い決済を導入

ECのミカタ編集部

商品代金の受け渡しをBASEが仲介

BASE株式会社(以下、BASE)は、運営するネットショップ開設サービス「BASE」の決済システム「BASEかんたん決済」に、購入者が商品の受け取り後に代金の支払いができる「後払い決済」を追加導入し、12月1日よりサービス開始したと発表した。

「BASE」の決済は、「BASE」が仲介し、安全性を保証するエスクロー決済方式が採用されている。クレジットカード決済、コンビニ・Pay-easy決済、銀行決済に加え、新たに導入された「後払い決済」にも同方式が採用されており、請求書の発行や、後払いで発生し得る商品代金の未回収リスクを「BASE」が負担(購入者の受取確認が必要)していく。「BASE」では、「後払い決済」の利用申し込み受付を2015年11月より開始していた。

「BASEかんたん決済」の「後払い決済」には、約1週間程度の事前審査が必要。開始後は、1回の支払いにつき300円の手数料、および1決済につき商品代金の6%の決済手数料で利用できる。商品購入時の決済方法で「後払い決済」を選択した購入者側には、後日、請求書が届けられる仕組み。代金は、請求書発行から2週間の指定期間内であれば、コンビニ、銀行、郵便局で都合の良いタイミングに支払うことができる。

「BASE」は、「後払い決済」導入により、店舗は代金未回収リスクを負うことなく手軽にショッピングが楽しめる環境が提供でき、売り上げの向上が期待できると述べている。また、今回の導入に伴い、「BASE」が提供するスマホ用ショッピングアプリにて、「後払い決済」を導入している店舗を紹介する特集を12月3日よりスタートし、新たな決済手段の魅力を紹介していくとのこと。

決済方法として着実に新常識になりつつある「後払い決済」。クレジットカードを持たない購入者など、利用の汎用性が高く、購入者ニーズを満たすことから決済段階で購入をやめるといった購入者の離脱を防げるというのが一番のポイントだ。また、事前確認が必要な前払いに比べて、商品の発送スピードが格段に上がるというのも魅力。確認が取れるまで確保しなければならなかった在庫の問題も解消できるなど、業務フローを簡素化できるメリットが多い。購入者・企業相互にメリットをもたらすサービスとして、導入を検討してみてはいかがだろう。


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